唇を若く魅力的に見せる方法はヒアルロン酸の注入が一般的です。注入直後から唇のボリュームが増えるので、見た目にも若々しい印象を与えます。
一方、しわ取り治療で有名なボトックスを使用することでも唇の若返りをもたらすことができます。それが「Lip Flip ボトックス」です。
シワ取りのためのボトックスはこちら
Lip Flipとは?
「Flip」の意味は「弾く、ひっくり返す」という意味です。つまりLip Flipとは「唇を弾いたように裏返す」という意味です。
ボトックスを口輪筋(口の周りの筋肉)に注入します。すると上唇が優しく広がります(フリップします)。唇にメリハリがつくことで、繊細で魅力的な変化が生じ、唇の若返り効果を得ることができます。
Lip Flip ボトックスの働き
ボトックスは、筋肉を収縮させるために必要な「アセチルコリン」と呼ばれる神経伝達物質の放出を防ぎます。特定の筋肉にボトックスを注射すると、注入された筋肉は収縮できなくなり、弛緩します。
ボトックスを口輪筋(唇を囲む筋肉)の非常に狭い範囲に注入すると、この筋肉の緊張が取れることで唇が反転し上を向くようになり、豊かで魅力的な外見になります。
Lip Flip ボトックスはこのような方におすすめ
- ヒアルロン酸を使用せず唇を若返らせたい
- 笑うと上唇が消える
- 唇が薄くて悩んでいる
- 唇の縦じわが気にある
- 出来るだけ安く唇の治療をしたい
- 手軽にプチ整形を試してみたい
Lip Flip ボトックスのデメリット・注意点
一般的にボトックス注射というと安心安全なイメージです。「Lip Flip ボトックス」も危険な治療というわけではないのですが、シワ取りボトックスなどと比較すると若干のデメリットもあります。
効果が短い
「Lip Flip ボトックス」でターゲットとする口輪筋は、会話や食事など、日常生活の中で使う筋肉であるため、他の部位のボトックスと比較すると効果の持続が短いです。
他の部位のボトックスの効果が3か月~6か月持続するのに対し、「Lip Flip ボトックス」は2か月~3か月で効果が切れてしまいます。
唇に違和感が出る
施術後数日で効果が現れますが、効果が出てから1週間程度は唇がジンジンとしびれた感じがします。
痛いわけではないのですが、「なんとなく違和感がする」という感じです。
唇の動きに制限がかかる
ボトックスを注入する口輪筋は、会話や食事の時に頻繁使う筋肉です。その筋肉を弛緩させるので、日常生活にやや不便が生じます。代表的には以下の症状が出る可能性があります。
- うがいをするのが難しくなる
- 麺がすすりにくい
- ストローを上手に使えない
- 口すぼめがしにくい
- 「ピ」と発生したい時に「ヒorフィ」と言ってしまう
施術について
施術部位 | 唇 |
施術時間 | 5分 |
施術間隔 | 3か月~4か月ごと |
施術前の準備 | なし |
施術後の通院 | なし |
痛み | ほぼ無し |
麻酔 | 笑気麻酔(無料) |
ダウンタイム | なし |
メイク | 直後から可 |
洗顔 | 直後から可 |
シャワー | 当日から可 |
入浴 | 当日から可 |
合併症 | 内出血 一時的な唇の違和感 |
注意事項 | シワ取りボトックスと比べると注意すべき点が多い施術になります。具体的な注意点に関してはカウンセリング時にお話しします。 |
施術の流れ
- 診察・カウンセリング
- お顔の状態を医師が診察し、効果の現れ方や注意点を説明します。
- 施術
- 笑気麻酔(無料)を吸引している間に、アイスパックにてクーリングも行います。
十分に麻酔が効いたのを確認し、34Gの超極細針でボトックスを注射していきます。
- アフターケア
- アフターケアについて説明を受けていただき、ご帰宅となります。
費用
唇のヒアルロン酸と組み合わせると効果的
「Lip Flip ボトックス」は唇を反り返らせることで若く見せる治療です。実際に唇のボリュームを豊かにする効果まではありません。加齢に伴い唇が薄くなった方は、「Lip Flip ボトックス」に加えて唇のヒアルロン酸注射を併用すると、より満足のいく変化をもたらすことが可能です。