デンシティ
韓国版サーマクール
たるみ治療のための新しい高周波医療機器「デンシティ」が当院に追加されました。
デンシティは「韓国版サーマクール」とも呼ばれており、業界内では2023年秋頃から話題になっていた機器です。
当院でも1台購入し、十分な検証を経て患者様への提供に値する性能・品質・効果と判断しましたので、2024年4月17日から施術を開始いたしました。
5月初旬時点で数十名の方に施術を受けていただき、好評を得ています。
デンシティ
韓国版サーマクール
たるみ治療のための新しい高周波医療機器「デンシティ」が当院に追加されました。
デンシティは「韓国版サーマクール」とも呼ばれており、業界内では2023年秋頃から話題になっていた機器です。
当院でも1台購入し、十分な検証を経て患者様への提供に値する性能・品質・効果と判断しましたので、2024年4月17日から施術を開始いたしました。
5月初旬時点で数十名の方に施術を受けていただき、好評を得ています。
話題の韓国版サーマクール
肌のたるみや小じわは、多くの女性が持つ悩みの一つです。
また、最近では美容医療が一般的になってきたこともあり、男性もたるみの改善に関心を持つようになってきました。
その中で、これまでにもたるみの解消を目的とした高周波医療機器は数多く登場しましたが、中でもサーマクールはたるみ改善効果・小顔効果が実感できるとの評価が高く、多くの美容クリニックに導入されてきました。
近年、そのサーマクールで採用されていた特許技術が切れたことにより、その技術を応用した医療機器が複数登場し、すでに日本にもいくつかの機種が導入されています。
今回当院で採用した「デンシティ」もサーマクールの技術を用いた機器の一つですが、本家のサーマクールにはない新機能を搭載しており、より高い効果が期待できるため、採用に至った次第です。
デンシティとは
デンシティとは、韓国で誕生したRF(高周波)医療機器のことです。
サーマクールの技術を応用して作られています。
RF治療はコラーゲン線維の働きを活発化させることによって肌のハリやツヤ・弾力を改善しますが、デンシティも同じ原理を用いて肌にアプローチします。
皮膚の浅層~深層部にかけて6.78MHzの高周波を照射し、コラーゲン線維組織の収縮を促進します。
この高周波の作用によりコラーゲンの再構築が促されることで、肌の若返り効果が期待できるわけです。
この施術は創傷治癒メカニズムにも作用します。
創傷治癒とは、傷ついた肌細胞が元の健康な状態に戻るプロセスであり、このメカニズムにより、施術効果が中長期にわたり持続することが期待されます
(創傷治癒は多くの美容医療機器に利用されているメカニズムです。詳細はググっていただけますと幸いです)
デンシティの3つの特長
特許を取得したモノバイ技術搭載チップ。
たるんだ肌にダブルアプローチ
一般的な高周波医療機器は、モノポーラRF(単極型高周波)かバイポーラRF(双極型高周波)のどちらかのみを照射できるようになっています。有名なサーマクールはモノポーラRFです。
ところがデンシティは、モノポーラRF単体のチップに加え、モノポーラRF(単極型高周波)とバイポーラRF(双極型高周波)を同時に照射できるモノバイ技術搭載チップ(モノバイRFチップ)を使用しています。
この特許取得済みの技術により、異なる高周波エネルギーを肌の表層から深部まで一度に照射することが可能です。この照射により熱伝導が向上し、従来機よりも広範囲にわたって肌の活性化を促進させることが可能になりました。
ターゲット層 | 効果の持続期間 | |
---|---|---|
モノボーラ RF | 真皮深層 皮下組織全層 | 4〜6ヵ月間 (最大1年) |
バイポーラ RF | 真皮浅層・真皮深層 | 1〜3ヵ月間 |
モノバイRF | 真皮全層 皮下組織全層 |
上記はデンシティの持つRFの特徴ですが、モノポーラとバイポーラで狙う層や持続期間に違いがあります。モノバイRFは真皮全層・皮下組織全層に対してRFエネルギーを届けることが可能なため、1回の施術でより効果的なたるみケアが可能となりました。
当院で毎月100名程度の方が受けているサーマジェンはモノポーラRFですが、真皮(浅層・深層)~皮下組織浅層をターゲットにしています。(サーマジェンは3か月ごとの施術がお勧めです)
デンシティのモノバイRFはサーマジェンのターゲット層もカバーしていますので、サーマジェンとデンシティを同時に受けていただく必要はございません。
リアルタイムインピーダンス機能。
より細かな施術を実現。
デンシティのリアルタイムインピーダンス機能により、従来機器より精密で効果的な肌のタイトニング治療が可能になりました。
この機能は、1回1回の照射ごとに肌の抵抗値を正確に測定し、そのデータを基に最も適した高周波エネルギー量を計算します。
これにより、肌質や状態、治療部位の特性に完全に合わせたカスタマイズされた治療が実現されました。また、治療中も肌の反応をリアルタイムでモニタリングし続けることで、一貫して安全かつ効果的なエネルギー供給が実現され、最適な結果を導き出すことができます。
これにより、肌の引き締めと若返りの効果が最大化され、患者様にとってより満足度の高い治療結果が期待できるのです。
肌質に合わせた冷却レベルで痛みを軽減
従来機器のサーマクールは施術の際にかなりの痛みを伴うことが知られていました。デンシティでは5段階に調整可能なクーリングシステムを搭載しており、細かく調整することによって施術時の痛みを軽減し、高い効果の割には比較的快適な施術時間を提供することが可能となりました。なお、クーリングシステムに使用している冷却ガスは、地球にやさしい低GWPガスとのことです。GWPとは、地球温暖化係数の事です。
地球環境の事を考えた機械づくり、非常に大切なことですね。
デンシティと他の治療機器との違い
サーマクールとの違い
サーマクールは、2002年にアメリカで誕生した、たるみ治療機器のパイオニア的存在です。
6.78MHzの高周波を真皮深層~皮下組織深層に照射してコラーゲン線維の収縮・生成を促します。
デンシティは「韓国版サーマクール」といわれているように、RFを照射してコラーゲンを増やしお肌のタイトニング効果を引き出しますが、サーマクールとは機能面で以下のような違いがあります。
技術の違い
デンシティ
モノポーラRFとバイポーラRFを組み合わせることにより、肌の浅層と深層の両方にアプローチし、広範囲にわたる肌の引き締めと再生を促します。
サーマクール
モノポーラRFを使用し、深い皮膚層に熱を供給してコラーゲンの生成を促進し、肌を引き締めます。
得意とする深さの違い
デンシティ
モノバイチップを用いているため、真皮浅層・真皮深層・皮下組織浅層・皮下組織深層といった肌の全層にわたって均等にエネルギーを供給し、タイトニングと全体的な肌質の改善に効果的です。
サーマクール
サーマクールのモノポーラRFは真皮深層~皮下組織深層をターゲットにしています。
痛みと快適さ
デンシティ
最新の冷却システムと組み合わされたRF技術により、治療中の不快感を最小限に抑える設計がされています。これにより、患者さんは比較的快適に治療を受けることができます
サーマクール
痛みが強いことで知られています。
医師コメント
簡単に言いますと、モノバイRFの技術を用いてサーマクールよりも皮膚の浅いところから深いところまで高周波エネルギーを照射することが可能な機械がデンシティということです。
さらに、最新技術で痛みが抑えられ、効果的ということです。モノポーラ・バイポーラ、異なる二つのRFの相乗効果で、より多角的にたるみを改善できる機器になっています。
ただし、デンシティといえどもRFはRFなので、筋膜はターゲットにできません。筋膜のたるみにはハイフの併用が推奨されます。
また、デンシティの紹介のページなのでサーマクールのデメリットばかりを上げる形となってしまいましたが、サーマクールという素晴らしい医療機器が存在したからこそデンシティという後発品が生まれたということをご理解いただければ幸いです。
ハイフとデンシティとの違い
ハイフ(HIFU)とデンシティ(RF)は、どちらも非侵襲的なスキンタイトニング技術(切らないたるみ治療、照射系たるみ治療)ですが、そのアプローチと特化する効果には大きな違いがあります。
技術の違い
デンシティの特徴
デンシティはRF(高周波)技術を利用し、皮膚の表層だけでなく、真皮から皮下組織の深層に至るまで多層にわたってエネルギーを均等に照射します。これにより、コラーゲンの生成を全層で促進し、肌の全体的な引き締め、たるみの改善を図ります。
デンシティの治療は、広範囲にわたる肌の質感の改善と、より自然な見た目の若返りを目指します。
ハイフ(HIFU)の特徴
ハイフは「High-Intensity Focused Ultrasound」の略で、高密度の超音波を使用して特定の深さにある筋膜層をターゲットにします。この技術は、照射されたエリアに小さな熱の点(ドット)を生成し、局所的に高温を発生させることで、筋膜の収縮と引き締め効果を促進します。これにより、顔の土台となる筋膜層のリフトアップ効果が期待できます。筋膜の緩みが出現する30代以降の方にはお勧めの施術です。
医師コメント
ハイフとデンシティ(RF)は、それぞれが得意とする部位や深さが違うため、それぞれを定期的に受けていくことがたるみ治療と肌の若返りにおいて重要と考えます。
サーマジェンとデンシティとの違い
当院の人気施術にサーマジェンがあり、デンシティとサーマジェンの違いに悩む方も多いかと思います。デンシティもサーマジェンと同じRF医療機器ですが、その違い照射技術とターゲット層になります。
技術の違い
デンシティ
モノポーラRFとバイポーラRFを併用して真皮~皮下組織深層部を照射
サーマジェン
モノポーラRFで真皮(浅層・深層)~皮下組織浅層部をターゲットにしています。デンシティよりは浅い部分を照射するため、照射時の痛みを抑えることができ、冷却をしなくても施術できるという特徴があります。
医師コメント
デンシティはサーマジェンの照射部位もカバーしており、サーマジェンでは届かない皮下組織深層へのアプローチも得意となっています。
デンシティを受けるなら検討したい他の「たるみケア」施術
デンシティは、モノポーラ―とバイポーラ―の異なるRFの組み合わせで施術をする点に特徴があります。
異なるRFでアプローチすることにより、即効的に得られる効果と、じわじわと現れる効果を実感できます。
即効的に感じられる効果 | じわじわと現れる効果 |
---|---|
✓ハリの改善 ✓弾力性アップ | ✓たるみ改善 ✓フェイスラインの改善 ✓毛穴の引き締め効果 ✓小じわの改善 |
ハイフとの併用で
筋膜にもアプローチ
デンシティは強力なたるみ治療の高周波医療機器ですが、その特性上、筋膜にはアプローチできません。30歳前後から筋膜も弛み始めると言われているため、デンシティによる真皮~皮下組織のたるみ治療だけでなく、ハイフによる筋膜のたるみ治療も取り入れるとよいでしょう。
糸リフトの併用で、
フェイスラインの支えを強固に
ここ数年で爆発的な人気が出てきた糸リフト。その糸リフトですが、施術直後のリフトアップした状態が永遠に続くことは無いのですが、定期的に入れておくことで「たるみにくくするための支えが増えていく」ことは知られています。高周波やハイフによる引き締め、コラーゲン生成に加え、糸リフトによる物理的な支えの増強も行っておくことで、今の美しさを保ちやすくなっていきます。
医師コメント
糸リフトは当クリニックでも人気の施術で、北は北海道、南は沖縄まで、年に数人ですが海外から受けに来られる方もおられます。その技術は、鶴舞公園クリニックの深谷先生からご指導いただきました。併用と書いていますが、同日に受ける必要もございません。普段はデンシティやハイフでケアをし、ダウンタイムが取れる時に糸を入れておくとよろしいかと。
サーマジェンによる定期的なメンテナンス
サーマジェンはデンシティと同じく高周波医療機器に属する施術で、モノポーラーRFになりますがデンシティとは違い、敢えて浅い層を治療のターゲットにしています。そのため痛みが少なく、即効性もあり、また、比較的リーズナブルな価格になっています。たるみのケアには定期的に熱刺激を行うことも重要なので、デンシティを受けた後はサーマジェンでメンテナンスをするとより効果的です。
デンシティはこのような方におすすめ
顔のたるみが気になる方
肌のハリと弾力を取り戻したい方
ほうれい線や小じわが気になり始めた
30歳以上でたるみケアを開始したい方
サーマジェンでは効果が感じられなかった方
サーマクールは痛くて続けられなかった方
イベント前にたるみを改善させたい方
効果が高く痛みの少ない照射系施術を受けたい方
当院のデンシティの特徴
400ショット照射
デンシティの推奨ショット数は全顔で300ショット以上とされています。
当クリニックには、たるみの強い方も多く来院されるため、1回の施術でご満足いただけるように、キャンペーンという形ではございますが400ショットを照射するように致しました。
詳しくはキャンペーンページをご覧ください。
デンシティが受けられない方
- 妊娠中の方
- ペースメーカーが入っている方
- 埋込式除細動器を使用中の方
- 施術部位に金の糸が入っている方
- 施術部位に感染症や悪性腫瘍、重度の皮膚疾患がある方
- コケが強い方
デンシティの費用
施術名 | 詳細 | 通常価格(税込) | 会員価格(税込) |
---|---|---|---|
デンシティ400 | 全顔+顎下=400ショット | 130,000円 | 100,000円 |
キャンペーン実施中 |
よくある質問
デンシティ
についてのよくいただく質問
デンシティとは何ですか?
デンシティは高周波(RF)技術を用いた、たるみ治療の医療機器です。モノバイRFにより、真皮浅層・真皮深層・皮下組織浅層・皮下組織深層でコラーゲン増生を図り、肌のたるみやしわを改善させます。
治療の主な効果は何ですか?
肌の引き締め、しわの軽減、肌のハリと弾力の向上などです。化粧ノリが良くなったという声も多くいただきます。
施術は痛いですか?
高機能のクーリングシステムが搭載されているため、高い効果の割には痛みは少なくなっています。サーマクールと比べると格段に痛みは軽減されていますが、サーマジェンよりは痛いです。
一回の施術にどれくらいの時間がかかりますか?
施術には約30分から1時間程度かかります。
どれくらいの頻度で治療を受けるべきですか?
たるみの程度や年齢にもよりますが、6か月から1年に1回程度の施術をお勧めしています。また、メンテナンスとしてサーマジェンを行うと、たるみを予防しやすくなります。
サーマジェンとデンシティ、どちらがお勧めですか?
年齢やたるみの進行具合によって理想の施術は異なってきます。20代の方でたるみが気になる方はサーマジェンを定期的に受けるのが良いかと。30歳以上でしたら、定期的なサーマジェンに加えて、デンシティや医療ハイフを加えるのが良いかと思います。
どのような肌タイプの方がデンシティの治療を受けられますか?
ほとんどの肌タイプの方が治療を受けることができますが、日焼けした直後の方は火傷のリスクが高まるため、施術をお断りしております。
コケが心配です。デンシティではこけませんか?
デンシティの高周波は強力なため、コケるリスクもゼロではございません。そのため、効果は最大限・リスクは最小限になるようにデザインし、出力も調整し照射を行ってまいります。
糸リフトと一緒に受けた方がいいですか?
たるみのケアとしては糸リフトも有効ですが、糸リフトはダウンタイムが必要なため無理に一緒に受けなくても良いかと思います。糸リフトはお休みの前などに受けるとよいのではないでしょうか。ダウンタイムの不要な医療ハイフと一緒に受けていただくのはお勧めです。
火傷のリスクはありますか?
デンシティに限らず、たるみ治療では熱が生じますので、火傷のリスクをゼロにすることはできません。しかしデンシティには、最新のモニタリング・クーリングシステムが搭載しているため、火傷のリスクを極力抑えることに成功しています。
サーマジェンと一緒に受けた方が良いですか?
デンシティはサーマジェンの得とするターゲット層をカバーしていますので、一緒に受けていただく必要はございません。デンシティのみお受けいただくか、ハイフと併用されるとよいかと思います。
たるみ治療が色々あって、どれがベストかわかりません。
ご年齢やたるみの状態によっても異なりますが、当院として推奨する施術や頻度は次の通りです。
医療ハイフ・デンシティ・糸リフトを年に1回、メンテナンスとしてサーマジェンを3か月に1回。
たるみが強い方は、デンシティの頻度を年に2回に増やしても良いかと思います。
デンシティでコケは解消されますか?
デンシティで皮膚が引き締まることで、コケが目立ちにくくなる可能性はあります。ただ、基本的にはこけた部位の改善には注入系の施術(ヒアルロン酸、レニスナなど)がお勧めです。年齢を重ねると、どのような方にもたるみ・コケは生じてきます。単一治療だけでなく、複数の治療を併用することが、無理なく若返るためのコツかと思います。