眉下切開の費用相場|保険適用の可否と美容整形クリニックの料金比較ガイド

眉下切開の費用は、自費診療で30万〜50万円、保険適用なら3割負担で約4万5000円が相場です。
ただし美容目的の場合は保険が使えず、全額自己負担になります。「なるべく費用を抑えたいけれど、仕上がりも妥協したくない」と悩む方は多いのではないでしょうか。
この記事では、眉下切開にかかる費用の内訳や保険適用の条件をわかりやすく整理し、大手美容クリニックの料金を比較しながら、後悔しないクリニック選びのポイントまで丁寧に解説します。
眉下切開の費用相場は自費で30万〜50万円が一般的
眉下切開は自由診療として扱うクリニックがほとんどで、費用相場は両目で30万〜50万円が中心価格帯です。クリニックごとに自由に料金を設定できるため、同じ施術でも金額に大きな差が出ます。
この金額幅が生まれる背景には、医師の経験年数や技術力の違い、使用する医療機器、クリニックの立地条件などが複合的に絡んでいます。都市部のクリニックは賃料や人件費が高い分、料金もやや高めになる傾向があります。
両目と片目で費用はどれくらい変わるのか
眉下切開の料金は基本的に「両目セット」で提示しているクリニックが大半です。両目で30万〜50万円に対し、片目だけの場合は15万〜20万円前後に設定しているところが多く見受けられます。
ただし片目料金を設定していないクリニックもあるため、片目だけの施術を希望する場合は事前に確認が必要です。左右差を整える目的で片目のみ手術するケースでは、両目料金の6〜7割程度を請求されることもあります。
ROOF切除や脂肪除去を追加すると費用はどこまで上がるのか
眉下切開にROOF切除を加えると5~10万円、脂肪除去を追加すると5~8万円ほど費用がプラスでかかります。
| 施術内容 | 追加費用の目安 | 特徴 |
|---|---|---|
| 眉下切開のみ | 基本料金に含む | 皮膚の切除と縫合 |
| ROOF切除 | +5万〜10万円 | まぶたの浅層脂肪を除去 |
| 眼窩脂肪切除 | +5万〜8万円 | 深層の脂肪を除去 |
| 眼輪筋リフト | +8万〜10万円 | 筋肉を引き上げて固定 |
カウンセリング料や麻酔代など見落としがちな追加費用に注意してください
クリニックのホームページに掲載されている料金は「手術費用のみ」であることが少なくありません。初診料が3000〜5000円、麻酔代が1万〜3万円、術後の処方薬代が数千円かかるケースもあります。
最終的な支払い総額が想定より高くなることを防ぐためにも、カウンセリング時に「すべて込みでいくらになるか」を必ず確認しましょう。見積書を出してもらい、書面で金額を確定させるのが安心です。
眉下切開で保険が適用されるのはどんな場合か
眉下切開は原則として自費診療ですが、まぶたのたるみが視野を妨げるほど深刻な場合には保険適用で手術を受けられるケースがあります。保険が適用されると、3割負担で約4万5000円と大幅に費用を抑えられます。
保険適用になる条件は「偽性眼瞼下垂」と診断された場合に限られる
保険で眉下切開を受けるには、医師から「偽性眼瞼下垂(皮膚性眼瞼下垂)」という診断を受ける必要があります。偽性眼瞼下垂とは、まぶたを持ち上げる筋肉自体には問題がないものの、余った皮膚が垂れ下がって瞳にかかり、視界を遮っている状態をいいます。
この場合、見た目の改善ではなく「視機能の回復」が目的となるため、健康保険の対象になります。
ただし、美容目的との線引きは医師の判断に委ねられる部分が大きく、すべてのクリニックで保険対応しているわけではありません。
保険診療と自費診療では仕上がりのゴールが異なる
保険適用で眉下切開を受ける場合、手術の目的はあくまで視野の改善です。二重幅のデザインや左右の微妙なバランス調整といった美容的な要望には対応してもらえないことが一般的です。
「視界は改善したけれど、見た目は思い通りにならなかった」というギャップが生じる可能性もあります。美しい仕上がりを優先したい方は、自費診療で経験豊富な医師に依頼するほうが満足度は高いでしょう。
保険適用で眉下切開を受けられるクリニックの見つけ方
保険適用での眉下切開に対応しているのは、主に形成外科や眼科を併設した医療機関です。美容外科専門のクリニックでは保険診療を取り扱っていない場合がほとんどなので、事前の確認が欠かせません。
形成外科学会の専門医が在籍する病院やクリニックであれば、保険適用の判断も適切に行ってもらえます。電話やウェブ予約の段階で「保険適用で眉下切開を検討しています」と伝えると、対応の可否をスムーズに確認できます。
| 比較項目 | 保険適用 | 自費診療 |
|---|---|---|
| 費用(両目) | 約4万5000円(3割負担) | 30万〜50万円 |
| 目的 | 視野の改善・機能回復 | 美容目的・若返り |
| デザイン調整 | 基本的に対応なし | 細かい要望に対応可能 |
眉下切開の費用を少しでも抑えたいときに使える方法
眉下切開は決して安い施術ではありませんが、工夫次第で費用の負担を軽くできます。無理のない範囲で賢く活用できる制度や方法を紹介します。
医療費控除を活用すれば税金の一部が戻ってくる
1年間に支払った医療費が合計10万円を超えた場合、確定申告をすれば医療費控除が受けられます。眉下切開の手術費用も、医療費控除の対象に含められる可能性があります。
ただし美容目的の施術は控除の対象外とされる場合もあるため、税務署に事前に確認するか、税理士に相談するのが確実です。領収書は必ず保管しておきましょう。
クリニック独自のポイント制度や紹介割引も見逃せない
大手クリニックの中には、会員登録すると施術費用の一部がポイントとして還元される制度を設けているところがあります。
ポイントは次回以降の施術やスキンケア商品の購入に使えるため、継続的に通院する方にとっては実質的な割引になります。
友人や家族からの紹介で割引が適用される紹介制度を持つクリニックもあります。身近に眉下切開やその他の美容施術を受けた方がいれば、紹介コードを活用するのも一つの手です。
医療ローンやクレジット分割払いで月々の負担を軽くする方法
まとまった金額を一度に用意するのが難しい場合、医療ローンを利用すると月々数千円〜数万円の分割払いにできます。多くのクリニックが提携の信販会社を通じて医療ローンを取り扱っています。
分割回数が増えるほど手数料(金利)も大きくなるため、総支払額は一括払いより高くなります。金利の有無や分割回数ごとのシミュレーションをカウンセリング時に出してもらい、無理のない返済計画を立ててください。
- モニター価格の活用(20〜30%オフになることが多い)
- 医療費控除の申請(年間10万円超の医療費が対象)
- ポイント制度や紹介割引の利用
- 医療ローンでの分割払い
眉下切開で後悔しないクリニック選びのポイント
眉下切開は一度皮膚を切除すると元に戻すのが困難な手術です。費用の安さだけでクリニックを決めるのではなく、医師の技術力やアフターケアの体制まで含めて総合的に判断しましょう。
眉下切開の症例数が豊富な医師を指名する
眉下切開の仕上がりは、執刀医の技術とセンスに大きく左右されます。クリニックのウェブサイトで症例写真を確認し、自分の理想に近い仕上がりを実現している医師を探しましょう。
症例数は多ければ多いほど経験値の裏付けになりますが、数だけでなく「術後の傷跡がきれいかどうか」「左右差が少ないか」といった質の面もチェックすることが大切です。
カウンセリングで確認すべきことをリストアップ
| 確認項目 | 確認のポイント |
|---|---|
| 総費用 | 手術費・麻酔代・薬代をすべて含んだ金額 |
| 執刀医 | 当日の執刀医の氏名と症例数 |
| リスク説明 | 起こりうる副作用と対処法 |
| アフターケア | 術後の通院回数と追加費用の有無 |
| 保証制度 | 万が一の場合の再手術対応 |
複数のクリニックでカウンセリングを受けてから決めるのが賢明
1つのクリニックだけで即決するのはおすすめしません。少なくとも2〜3院のカウンセリングを受けて比較すると、自分に合ったクリニックが見えてきます。
カウンセリングの際に強引な契約を迫ってくるクリニックは避けたほうが無難です。「今日決めないと割引が使えません」といった圧力をかけてくるようなら、冷静に判断するためにも一度持ち帰りましょう。
医師やスタッフが丁寧に説明してくれるかどうかも、信頼できるクリニックかどうかの判断材料になります。
眉下切開の施術内容とダウンタイムの費用への影響
眉下切開はまぶたの皮膚を切除する手術であり、術後のダウンタイムや経過も費用を考えるうえで見落とせないポイントです。
仕事を休む期間や術後のケア用品の出費も含めて、トータルコストを把握しておきましょう。
眉下切開はどんな手術なのか簡単に整理
眉下切開は、眉毛の下縁に沿って皮膚を切開し、たるんだ余分な皮膚を切除してから縫合する手術です。「眉下リフト」や「上眼瞼リフト」とも呼ばれますが、いずれも同じ手術を指しています。
局所麻酔で行うのが一般的で、手術時間は60〜90分程度です。まぶた自体には手を加えないため、目元の印象を自然なまま保ちつつ、上まぶたのたるみだけをすっきりさせられる点がこの手術の特徴です。
ダウンタイムの期間は平均1〜2週間
術後は腫れや内出血が生じますが、多くの場合は1週間ほどで落ち着きます。抜糸は術後5〜7日目に行い、そこからメイクで傷跡を隠せるようになる方がほとんどです。
内出血が長引くと2週間ほど目立つこともありますが、個人差が大きいため、余裕をもって1〜2週間は人前に出る予定を控えておくと安心です。
術後のケアにかかる費用も忘れずに計算しましょう
術後に処方される抗生物質や痛み止めの費用は、施術料金に含まれるクリニックと別途請求するクリニックがあります。処方薬代は1000〜3000円程度が一般的です。
また、抜糸のための通院費や、傷跡ケア用のテープ・クリームの費用も考慮に入れておきましょう。ダウンタイム中に仕事を休む場合は、収入面の影響も含めてトータルコストを計算するのが賢明です。
- 処方薬代(1000〜3000円程度)
- 抜糸のための通院交通費
- 傷跡ケア用テープ・保護クリーム
- ダウンタイム中の休業による収入減
眉下切開と他のまぶたたるみ治療の費用を比較
上まぶたのたるみを改善する治療法は眉下切開だけではありません。他の施術と費用やダウンタイムを比較することで、自分に合った方法を選びやすくなります。
眉下切開が向いている人はどんなタイプか
眉下切開は、加齢によって上まぶたの皮膚が余り、目元が重たい印象になっている方に向いています。二重のラインを変えたくない方や、自然な仕上がりを希望する方にも適した手術です。
一方、まぶたを開く筋力自体が弱まっている場合は眼瞼下垂手術のほうが効果的です。自分の症状がどちらに当てはまるかは、医師の診察を受けて正確に判断してもらいましょう。
眉下切開・埋没法・眼瞼下垂手術の費用と特徴
| 施術名 | 費用目安(両目) | ダウンタイム |
|---|---|---|
| 眉下切開 | 30万〜50万円 | 1〜2週間 |
| 埋没法 | 5万〜15万円 | 3〜7日 |
| 眼瞼下垂手術(保険) | 約4万5000円(3割負担) | 2〜3週間 |
| 上眼瞼切開法 | 20万〜40万円 | 1〜2週間 |
費用だけで施術方法を選ぶと満足度が下がる
「安いから」という理由だけで埋没法を選んだ結果、たるみが十分に改善されず再手術が必要になるケースもあります。再手術にはさらに費用がかかるため、長期的に見ると割高になってしまうことがあります。
それぞれの施術にはメリットとデメリットがあり、目元の状態や希望する仕上がりによって適した方法が異なります。
まずは医師の診察を受けて、自分に合った施術が何かを見極めることが、結果的に費用対効果の高い選択につながります。
よくある質問
眉下切開の手術時間はどれくらいかかりますか?
眉下切開の手術時間は、片目あたり30〜45分程度で、両目合わせて60〜90分が目安です。局所麻酔で行うため、全身麻酔のような長い準備時間は必要ありません。
手術後はそのまま帰宅できるケースがほとんどですが、腫れや視界のぼやけがあるため、車の運転は控え、公共交通機関やタクシーを利用してください。
眉下切開の効果はどれくらい持続しますか?
眉下切開で得られるたるみ改善の効果は、一般的に10年前後持続するといわれています。切除した皮膚は元に戻らないため、半永久的な効果が期待できます。
ただし加齢による新たなたるみは避けられないため、術後も紫外線対策や保湿ケアを日常的に行うと、若々しい目元を長く維持できます。
眉下切開の傷跡は目立ちますか?
眉下切開は眉毛の下縁に沿って切開するため、傷跡は眉毛に隠れて目立ちにくいのが特徴です。術後1か月ほどは赤みが残りますが、2〜3か月かけて白く薄い線になり、ほとんどわからなくなります。
ケロイド体質の方は傷跡が盛り上がることがあるため、カウンセリングの段階で医師に相談しておくと安心です。傷跡の仕上がりは医師の縫合技術にも左右されるため、症例写真で術後の傷跡をしっかり確認しましょう。
眉下切開は何歳から受けられますか?
眉下切開に厳密な年齢制限はありませんが、実際に受ける方は40代〜60代が中心です。加齢による上まぶたのたるみが気になり始めるのがこの年代に多いためです。
20代や30代でもまぶたの脂肪が厚く、腫れぼったい印象に悩んでいる方が眉下切開を受けるケースはあります。年齢よりも目元の状態や悩みの内容に応じて、医師と相談のうえ適応を判断してもらうのが望ましいです。
眉下切開と眼瞼下垂手術は同時に受けられますか?
眉下切開と眼瞼下垂手術を同時に行うことは可能です。まぶたの皮膚のたるみと筋力の低下が両方ある場合、2つの手術を組み合わせると、より効果的に目元を改善できます。
同時施術の場合、費用はそれぞれの手術費用を合算した金額になるのが一般的です。ダウンタイムは単独施術よりやや長くなる傾向がありますが、別々に手術するより通院回数が少なく済むメリットがあります。医師と相談のうえ、自分に合った方法を選んでください。
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この記事を書いた人 Wrote this article
分山博文 トータルスキンクリニック院長
2007年東京医科大学卒業。「美容医療はビジネス色が強すぎる」という業界の現状に疑問を抱き、「利益よりも倫理」「不要な施術は勧めない」という信念のもと、大手美容クリニック勤務を経て2021年に福岡市中央区(天神・大名地区)にてトータルスキンクリニックを開院。「誠実な対応・高度な技術・継続しやすい価格」を理念に掲げ、アップセル(高額な施術への誘導)を行わない、患者様本位の美容医療を提供している。