眉下リフトで目力をアップ!二重の幅を広げて重いまぶたを解消する劇的効果

加齢とともに気になり始めるまぶたの重みやたるみは、顔全体の印象を老けさせてしまう大きな要因です。
眉下リフトは、眉毛の下のラインに沿って余分な皮膚を切除して、本来の目の大きさを取り戻し、隠れてしまった二重ラインを復活させる効果的な施術です。
この記事では、眉下リフトがなぜ目力アップに直結するのか、その具体的な理由と二重幅への影響を詳しく解説します。
眉下リフトで自然な若返りは可能か?施術の基本とたるみ解消の仕組み
眉下リフトは、眉毛の下のラインに沿って余分な皮膚を取り除くことで、上まぶたのたるみを引き上げる手術です。
この施術の最大の特長は、ご自身の目の形を変えずに、若々しくすっきりとした目元を取り戻せる点にあります。
まぶたの皮膚が被さって目が小さく見えてしまっている方や、加齢によって二重の幅が狭くなってしまった方にとって、劇的な改善効果を期待できます。
まぶたのたるみを取るだけで印象はどう変わる?
まぶたの皮膚は年齢とともに弾力を失い、重力に従って垂れ下がってきます。特に目尻側の皮膚はたるみやすく、これが原因で目が三角に見えたり、疲れた印象を与えたりします。
眉下リフトでは、このたるんだ皮膚を眉毛の直下で切除し、物理的に引き上げます。皮膚を引き上げることで、まぶたの重みが解消し、黒目がはっきりと見えるようになります。
その結果、目力が自然とアップします。
さらに、目の開きが良くなるため、おでこの筋肉を使って目を開ける癖が改善し、額のシワが軽減するという副次的な効果も期待できます。
重要な点は、二重のラインそのものを操作するわけではないということです。
あくまで余分な皮膚を取り除くだけなので、整形特有の「作ったような目」にはならず、昔の自分の目元に戻るような自然な変化を得られます。周囲に気づかれずに若返りたい方にとって、非常に適した方法といえるでしょう。
二重ラインを切る手術と何が違うのか?
目元のリフトアップにはいくつかの方法がありますが、眉下リフトには独自のアドバンテージがあります。
例えば、二重のライン上で皮膚を切除する方法では、皮膚の厚い部分が二重のラインに乗っかってしまい、不自然な厚ぼったい二重になるリスクがあります。
しかし、眉下リフトでは眉毛の下という皮膚の厚い部分で操作を行うため、目元の薄い皮膚は温存され、スッキリとした仕上がりになります。
眉下リフトの主な特徴と効果
眉下リフトがどのような悩みに応え、どのような結果をもたらすのかを整理しました。以下の表で、具体的な特徴を確認してください。
| 項目 | 詳細 | 期待できる効果 |
|---|---|---|
| 施術のアプローチ | 眉毛の下のラインに沿って余剰皮膚を切除・縫合する | まぶた全体のたるみが引き上がり、目が開きやすくなる |
| 目元の印象 | 本来の目の形を変えずに若返りを図る | 自然な仕上がりで、周囲に整形したとバレにくい |
| 二重ラインへの影響 | 既存の二重ラインを触らずに幅を調整できる | 被さっていた皮膚がなくなり、二重幅が広がる |
| 傷跡の位置 | 眉毛の下の縁に沿うため目立ちにくい | メイクで隠しやすく、時間の経過とともに馴染む |
| ダウンタイム | 大きな腫れが出にくく回復が比較的早い | 日常生活への復帰がスムーズで負担が少ない |
傷跡が目立ちにくいとされる理由
眉下リフトの傷跡は、眉毛の下のラインに沿って作られるため、眉毛に隠れて目立ちにくくなります。
また、時間の経過とともに傷跡の赤みは引き、白い線状に変化していきます。
最終的にはメイクをしていなくてもほとんど分からない状態になることが多く、この点が多くの患者さんに選ばれる理由の一つです。
まぶたが重くなる原因は?眉下リフトが自分に向いているか確かめる方法
まぶたが重くなる原因は一つではありません。皮膚のたるみ、脂肪の増加、筋肉の衰えなど、様々な要因が絡み合っています。
眉下リフトで効果を出すためには、まずご自身のまぶたの重さが何に起因しているのかを正しく把握することが大切です。
加齢による皮膚のたるみと弾力低下の影響
最も一般的な原因は、加齢による皮膚のたるみです。年齢を重ねると、皮膚のコラーゲンやエラスチンが減少し、弾力が失われます。
その結果、まぶたの皮膚が伸びて垂れ下がり、目にかぶさってくるようになります。
特に日本人はまぶたの皮膚が厚く、脂肪も多いため、たるみの影響を受けやすい傾向にあります。
皮膚がたるむと、まつ毛の生え際が隠れてしまい、視界が狭くなる場合もあります。これが「まぶたが重い」と感じる直接的な原因となります。
眉下リフトは、この伸びてしまった余分な皮膚を物理的に切り取るため、たるみが原因の重みに対して最も効果を発揮します。
眼輪筋の衰えや眉毛を上げる癖はないか?
目の周りにある「眼輪筋」という筋肉が衰えることも、まぶたの重さに繋がります。
眼輪筋はまぶたを閉じる役割を果たしていますが、この筋肉が弱まると、まぶたを支える力が弱くなり、たるみが加速します。
また、まぶたが重くなると、無意識のうちに眉毛を持ち上げて目を開こうとする癖がつきます。
鏡を見て目を開けたとき、おでこにシワが寄っている方は要注意です。この癖が続くと、眉毛の位置が上がり、まぶたの皮膚がさらに引き伸ばされてしまいます。
眉下リフトを行うと楽に目が開くようになり、眉毛を上げる必要がなくなるため、おでこのシワ予防や眉毛の位置の補正にも繋がります。
まぶたの脂肪やむくみが関係している可能性
皮膚のたるみだけでなく、まぶたの脂肪(眼窩脂肪やROOF)が多いことも、重いまぶたの原因となります。
脂肪が多いと、まぶた全体が腫れぼったく見え、二重のラインが定まりにくくなります。眉下リフトの手術中に、必要に応じてこの脂肪を適量除去することも可能です。
また、慢性的なむくみもまぶたの皮膚を伸ばす要因となります。
塩分の摂りすぎや睡眠不足などでむくみを繰り返していると、皮膚が伸縮を繰り返し、徐々にたるんでしまいます。日頃の生活習慣の見直ぢも、美しい目元を保つためには大切です。
眉下リフトの適性セルフチェック
ご自身が眉下リフトに適応があるかどうか、以下の項目で確認してみてください。これらに当てはまる数が多いほど、眉下リフトによる改善効果が高いと考えられます。
- 指で眉毛を持ち上げると、目がパッチリと開きやすくなる
- 昔に比べて二重の幅が狭くなり、奥二重のようになってきた
- 目尻側の皮膚が垂れ下がって、目が三角に見える
- 目を開けるときに、無意識におでこに力が入ってしまう
- まぶたの皮膚が厚く、二重の手術(埋没法など)が取れやすい
- 整形顔にはなりたくないが、自然に若々しい印象を取り戻したい
- アイメイクをする際、アイラインがまぶたの皮膚で隠れてしまう
隠れていた二重はどう復活する?幅を広げて目力を強くする変化の秘密
眉下リフトを受けると、多くの方が「目が大きくなった」「二重がくっきりした」と実感します。これは単に皮膚を切り取ったからというだけでなく、まぶたの構造的な変化が関係しています。
被さっていた皮膚がなくなると二重はどうなる?
二重まぶたの方でも、加齢とともにまぶたの皮膚がたるんでくると、その皮膚が二重のラインを覆い隠してしまいます。
この被さりが原因で、二重の幅が狭く見えたり、奥二重に見えたりするようになります。これが、目が小さくなったと感じる大きな理由です。
眉下リフトでは、この「覆いかぶさっている余分な皮膚」を引き上げます。
カーテンを開けるように皮膚が持ち上がることで、隠れていた本来の二重ラインが再び姿を現します。
新たに二重を作るわけではなく、元々持っていた二重を露出させるため、非常に自然な形で二重幅が広がります。ご自身の若い頃の目元に戻る感覚に近いため、違和感なく受け入れられる方が多いのです。
厚ぼったい皮膚を取り除くとスッキリ見えるのか?
まぶたの皮膚は、眉毛に近づくほど厚くなり、まつ毛に近づくほど薄くなります。
一般的な二重手術(全切開など)でたるみを取ろうとすると、まつ毛近くの薄い皮膚を切除することになり、眉毛側の厚い皮膚が二重ラインに乗っかってしまいます。これが、術後にまぶたが厚ぼったく見えてしまう原因です。
一方、眉下リフトでは、眉毛の下にある「厚い皮膚」を切除します。
この方法により、目元には薄くてしなやかな皮膚が残るため、厚ぼったさが解消され、非常にスッキリとした仕上がりになります。
特に、元々まぶたが肉厚なタイプの方は、この効果を顕著に感じられます。まぶたが薄くなるため光が入りやすくなり、瞳がキラキラと輝いて見えるようになります。
二重幅の変化と目元の印象シミュレーション
眉下リフトによって二重幅がどのように変化し、それが目元の印象にどう影響するのかを具体的に整理しました。ご自身の現在の状態と照らし合わせてイメージしてみてください。
| 現在のまぶたの状態 | 眉下リフト後の変化 | 目元の印象への効果 |
|---|---|---|
| 奥二重でラインが見えにくい | 皮膚が持ち上がり二重ラインが全体的に露出する | 華やかでパッチリとした目元になり、アイメイクが映える |
| 目尻側の皮膚が被さり三角目になっている | 目尻の被さりが解消され、二重が平行型に近づく | 優しげで若々しい印象になり、疲れた顔が解消される |
| 一重まぶたで皮膚が厚い | 重みが取れ、まつ毛の生え際が見えるようになる | 目が開きやすくなり、クールですっきりとした目元になる |
| 広すぎる二重幅が眠そうに見える | たるみによる皮膚の重なりが整い、適度な幅になる | 眠そうな印象がなくなり、意志の強いはっきりした目になる |
| 左右の二重幅に差がある | 左右それぞれのたるみ量を調整して切除できる | 左右差が整い、バランスの取れた美しい目元になる |
瞳孔の露出が増えるとなぜ目力が強くなるのか
「目力」とは、黒目(瞳孔)がいかに大きく見えているかに左右されます。
たるんだ皮膚が黒目の上部を覆っていると、どうしても眠そうで元気のない印象を与えてしまいます。
眉下リフトで皮膚を引き上げると、黒目の露出面積が増えます。黒目がしっかりと見えるようになると、視線がはっきりとし、生き生きとした表情が生まれます。
また、視界が広がるため無意識に目を見開く必要がなくなり、リラックスした状態で自然に大きな目元をキープできるようになります。これが、眉下リフトが「劇的効果」をもたらすと言われる所以です。
手術当日は何をする?カウンセリングからダウンタイムまでの完全ガイド
眉下リフトを検討する際、実際の手術の流れや、術後の生活がどうなるのかは大きな不安要素でしょう。
ここでは、初診のカウンセリングから手術当日、そして抜糸までのダウンタイムの過程を詳しく解説します。
カウンセリングでのデザイン決定はなぜ重要か
手術の成功は、事前のカウンセリングとデザインで9割が決まると言っても過言ではありません。医師は患者さんのまぶたのたるみ具合、皮膚の厚さ、眉毛の位置、骨格などを総合的に診察します。
デザインの際は座った状態で重力の影響を確認しながら、どれくらいの皮膚を切除するかを慎重に決定します。
切除幅が少なすぎると効果が実感できず、多すぎると目が閉じにくくなるリスクがあるため、ミリ単位の調整が必要です。
この段階で、ご自身の希望(自然な変化が良いか、しっかり変化させたいか)を医師に明確に伝えましょう。
手術当日の具体的な流れと痛みの感じ方
手術当日は、まず最終的なデザインの確認(マーキング)を行います。その後、局所麻酔を施します。
麻酔の注射をする際にチクッとした痛みはありますが、手術中は麻酔が効いているため痛みを感じることはほとんどありません。
手術時間は片目あたり約30分から45分程度、両目で1時間から1時間半ほどです。
リラックスできるように静脈麻酔(点滴による麻酔)を併用するクリニックもあります。手術中は意識がある場合もありますが、痛みはなく、医師と会話ができる状態です。
縫合が終われば手術は終了し、少し休憩してから当日に帰宅できます。
術後の腫れや内出血はどのように経過する?
術後の経過には個人差がありますが、一般的に眉下リフトは、二重切開などの他の手術に比べて腫れが少ないとされています。
しかし、全く腫れないわけではありません。術後2〜3日をピークに腫れや内出血が現れ、その後徐々に引いていきます。術後は患部を冷やすと腫れを抑えられます。
また、激しい運動や長時間の入浴、飲酒は血流を良くして腫れを悪化させる可能性があるため、術後1週間程度は控える必要があります。
洗顔やシャワーは当日から可能な場合が多いですが、患部を濡らさないように注意が必要です。
ダウンタイム中の注意点と回復スケジュール
| 時期 | 状態・症状 | 推奨される過ごし方・注意点 |
|---|---|---|
| 手術当日 | 麻酔の影響で少しぼんやりする。患部にガーゼが貼られる。 | 自宅で安静にする。患部をアイスノンなどで冷やす。 |
| 翌日〜3日目 | 腫れや内出血のピーク。まぶたが重く感じることもある。 | 枕を高くして寝る。長風呂や飲酒は避ける。眼鏡でカモフラージュする。 |
| 4日目〜6日目 | 徐々に腫れが引き始め、黄色い内出血が出てくる(治りかけのサイン)。 | 無理のない範囲で通常の生活に戻る。軽い散歩などはOK。 |
| 7日目(抜糸) | クリニックで抜糸を行う。傷口のツッパリ感が軽減する。 | 抜糸翌日からアイブロウメイクが可能になる場合が多い。 |
| 2週間〜1ヶ月 | 大きな腫れは引き、自然な状態に近づく。傷跡はまだ赤い。 | 傷跡の赤みはコンシーラーで隠せる。保湿ケアを入念に行う。 |
| 3ヶ月〜半年 | 傷跡の赤みが消え、白い線になり目立たなくなる。完成。 | 傷跡が柔らかくなり、すっぴんでもほとんど分からなくなる。 |
傷跡は本当に目立たない?リスクを回避するための正しい知識と対策
眉下リフトを検討する中で、最も心配されるのが「顔に傷跡が残ること」ではないでしょうか。
眉毛の下という目立つ位置を切るため、傷跡への不安は当然です。また、手術である以上、リスクがゼロというわけではありません。
ここでは、傷跡の真実と、起こりうるリスク、それを回避するための対策について正直にお伝えします。
眉毛に隠れる傷跡と「毛包斜切断法」とは
眉下リフトの傷跡は、眉毛の下のラインにぴったり沿うように作られます。そのため、眉毛が生え揃っている方であれば、毛の中に傷跡が紛れ込み、ほとんど目立たなくなります。
さらに、技術の高い医師は「毛包斜切断法(もうほうしゃせつだんほう)」という特殊な切り方を行います。
これは、皮膚を斜めに切開することで、傷跡の周辺からも眉毛が生えてくるようにする技術です。この方法により、傷跡の中に毛が生え、傷がカモフラージュされます。
術後数ヶ月経ち、赤みが引いて白い線状になれば、すっぴんで近づいて見ても分からないレベルまで綺麗になります。
ただし、眉毛が薄い方やアートメイクをしていない方は、傷跡が少し目立ちやすくなる可能性があるため、医師と相談が必要です。
術後の引きつれやドライアイは防げるのか?
稀なケースですが、皮膚を取りすぎてしまうと目が閉じにくくなったり(兎眼)、まぶたが引きつれたような感覚が残ったりする場合があります。
また、目の開きが良くなりすぎて、一時的に目が乾きやすくなる(ドライアイ)症状が出るケースもあります。
これらのリスクは、適切な切除量の見極めによって防げます。欲張って皮膚を取りすぎず、安全な範囲で最大限の効果を出すデザインが求められます。
術後のツッパリ感は、皮膚が馴染むまでの数ヶ月間続く場合がありますが、時間とともに改善する方がほとんどです。
失敗しないためのリスク管理と対策
| リスク・懸念点 | 内容詳細 | 回避・軽減するための対策 |
|---|---|---|
| 傷跡が目立つ | 赤みが長く続いたり、傷が太くなったりする | 縫合技術の高い医師を選ぶ。術後は傷跡にテープを貼り保護する。 |
| 左右差が出る | 左右の目の大きさや二重幅が違って見える | 元々の骨格や眉位置の左右差を考慮したデザインをしてもらう。 |
| 目尻のシワが増える | 皮膚を引き上げることで目尻に新たなシワが寄る | デザイン時に目尻側の切開線を適切に調整する。ボトックスを併用する。 |
| 眉毛の形が変わる | 眉毛の下を切るため、眉が細くなったり形が変わる | 術後の眉の形もシミュレーションして切除範囲を決める。 |
| 感染症・化膿 | 傷口から細菌が入り炎症を起こす | 処方された抗生物質を服用し、患部を清潔に保つ。触りすぎない。 |
アートメイクを併用すると傷跡はどうなる?
眉毛が薄い方や、より完璧に傷跡を隠したい方には、アートメイクの併用が非常に有効です。手術前にアートメイクで眉の形を整えておけば、そのラインに沿って切開できるため、ガイドラインとしての役割も果たします。
また、手術後、傷跡が落ち着いてから(通常3ヶ月以降)、傷跡の上にアートメイクを施すと、傷を完全にカバーすることも可能です。
眉下リフトとアートメイクは非常に相性が良く、セットで検討される方も増えています。これにより、メイク時間の短縮と若返りの両方を手に入れられます。
他の整形手術とどう違う?眼瞼下垂や全切開と比較して自分に合う方法を選ぶ
目元の若返りや二重幅の拡大を目指す場合、眉下リフト以外にも選択肢があります。
特に「眼瞼下垂手術」や「二重全切開法」との違いに迷う方は少なくありません。それぞれの施術には得意とする領域とデメリットがあります。
二重全切開法とはどう使い分けるべきか?
二重全切開法は、二重の予定ラインを切開し、余分な皮膚や脂肪を取り除いて二重構造を作る手術です。くっきりとした強い二重を作りたい場合や、一重から二重にしたい場合に適しています。
しかし、皮膚のたるみが多い人が全切開を行うと、厚い皮膚が二重ラインに乗っかり、不自然なハム目(ソーセージのような目)になるリスクがあります。
対して眉下リフトは、二重ラインには触れず、眉下でたるみを取ります。そのため、自然な仕上がりを重視する方や、今の目の形を変えたくない方に適しています。
「二重のラインを新しく作りたいなら全切開」「今の二重を活かして若返りたいなら眉下リフト」という使い分けが基本です。場合によっては、両方を組み合わせて行うときもあります。
眼瞼下垂手術が必要になるケースとは?
眼瞼下垂手術は、まぶたを持ち上げる筋肉(挙筋)の働きを強化する手術です。「皮膚のたるみ」ではなく、「筋肉の衰え」によって目が開かない場合に適応となります。
黒目が半分以上隠れてしまっている場合や、視野障害が重度の場合には、この手術が必要になることがあります。
眉下リフトはあくまで皮膚のたるみを取る手術なので、筋肉自体に問題がある場合は、眉下リフトだけでは十分な効果が得られない可能性があります。
ただし、軽度の眼瞼下垂のように見えても、実は皮膚が被さっているだけの「偽眼瞼下垂(ぎがんけんかすい)」であるケースも多く、その場合は眉下リフトだけで劇的に改善します。
埋没法と組み合わせるとどんなメリットがあるか
眉下リフト単体では二重のライン自体を強く固定することはできません。
もし、たるみを取りつつ、二重のラインもくっきりとさせたい場合は、眉下リフトと「埋没法」を組み合わせるのがおすすめです。
眉下リフトで皮膚の重みを取り除いておくと埋没法にかかる負担が減り、糸が取れにくくなるというメリットもあります。
同時に行うことも可能ですが、まずは眉下リフトでたるみを取り、腫れが引いてから二重のラインを確認し、必要であれば後日埋没法を行うという段階的な働きかけも賢い選択です。
自分に合う施術を選ぶための判断基準
どの手術を選ぶべきか迷ったときは、以下のポイントを基準に考えてみてください。ご自身の優先順位を明確にしましょう。
- 自然さ重視の方: 眉下リフトが適切。整形感が少なく、周りにバレにくい。
- 二重のデザインを変えたい方: 全切開法や埋没法。平行二重にしたいなどの希望がある場合。
- まぶたの皮膚が厚い方: 眉下リフト。厚みを解消しスッキリさせる効果が高い。
- 目の開き自体が悪い方: 眼瞼下垂手術。筋肉へのアプローチが必要。
- ダウンタイムを短くしたい方: 眉下リフトや埋没法。全切開は腫れが長引く傾向にある。
- 傷跡を絶対に見せたくない方: 埋没法。切る手術には必ず傷跡のリスクがあることを理解する。
納得できる料金で受けるには?相場を知り技術の高いクリニックを見極める
眉下リフトは自由診療(保険適用外)となる場合が多く、クリニックによって料金設定に幅があります。
安ければ良いというものではありませんが、高額すぎても負担になります。適正価格を知り、その上で技術力の高い信頼できる医師を選ぶことが、満足度の高い結果に繋がります。
眉下リフトの料金相場と内訳の真実
眉下リフトの一般的な料金相場は、両目で約25万円から40万円程度です。この価格には、手術代や麻酔代、薬代やアフターケア代などが含まれている場合もあれば、オプションとして別途請求される場合もあります。
あまりに安価なクリニックでは、経験の浅い医師が執刀したり、カウンセリングが不十分だったりするリスクがあります。
逆に高額なクリニックでは、静脈麻酔や特殊な止血機器の使用など、付加価値を提供している場合があります。提示された金額に何が含まれているのか、見積もりをしっかりと確認しましょう。
クリニック選びで失敗しないためのチェック
| 確認項目 | チェックポイント | 良いクリニックの特徴 |
|---|---|---|
| 医師の経歴と専門性 | 形成外科専門医の資格を持っているか | 解剖学に詳しく、縫合技術が高い医師が在籍している |
| 症例写真の質と量 | 自分と似た目の症例があるか、傷跡の拡大写真があるか | 術直後だけでなく、数ヶ月後の経過写真も公開している |
| カウンセリングの丁寧さ | リスクやデメリットについても説明してくれるか | 医師本人が時間をかけて診察し、質問に答えてくれる |
| 料金体系の明瞭さ | 追加料金が発生しないか、総額表示されているか | ホームページの料金表と実際の見積もりに大きな乖離がない |
| アフターケアの体制 | 術後の検診やトラブル時の対応が含まれているか | 万が一の修正手術や再診に対する保証制度が整っている |
医師の縫合技術が仕上がりを左右する
眉下リフトにおいて、最も重要な技術は「縫合」です。傷跡を目立たなくするためには、皮膚の表面だけでなく、中縫い(真皮縫合)を丁寧に行い、皮膚にかかる緊張を分散させる必要があります。
技術の高い医師は傷口が盛り上がらないように、そして時間が経っても幅が広がらないように、緻密な計算のもとで縫合を行います。
カウンセリングの際に、どのような縫合方法を行っているか、傷跡に対するこだわりを医師に質問してみるのも一つの方法です。自信のある医師なら、詳しく説明してくれるはずです。
モニター制度やキャンペーンは活用すべきか
費用を抑えたい場合は、モニター制度を利用するのも賢い選択です。
症例写真(目元のみ、全顔など)を提供することを条件に、通常料金よりも割引価格で手術を受けられます。
ただし、モニターには審査がある場合や、写真撮影のために通院回数が増える場合があるため、条件をよく確認してから申し込みましょう。
よくある質問
眉下リフトの効果は一生続きますか?
眉下リフトの効果は半永久的といえますが、老化現象そのものを止めることはできません。手術でたるみを取り除いた時点から、再びゆっくりと加齢によるたるみは進行します。
しかし、皮膚を切除した分だけ「時間を巻き戻した」状態になるため、手術を受けなかった場合と比べれば、5年後、10年後も若々しい目元を維持できます。多くの患者さんが、一度の手術で長期間にわたり満足されています。
眉下リフトの傷跡は完全に消えますか?
眉下リフトの傷跡は、医学的に完全に「消える(無くなる)」ことはありませんが、限りなく目立たなくすることは可能です。
術後数ヶ月から半年かけて赤みが引き、最終的には細い白い線になります。
この状態になれば、眉毛の中に紛れたり、メイクで隠れたりして、肉眼ではほとんど判別できなくなります。形成外科的縫合技術を持つ医師による執刀であれば、傷跡の心配は最小限で済みます。
片目だけ眉下リフトを受けることはできますか?
片目だけの眉下リフトも可能です。
元々まぶたのたるみに左右差がある場合や、片方だけ二重幅が狭くなってしまった場合など、左右のバランスを整える目的で行われるケースがあります。
医師が左右の眉の位置や皮膚の量を計測し、片側のみ手術することで全体のバランスが良くなると判断した場合には、適切なプランとして提案されます。
眉下リフトの手術後にコンタクトレンズはいつから使えますか?
眉下リフトの手術後、コンタクトレンズの使用は抜糸が行われる術後1週間目以降から可能とするクリニックが一般的です。
手術直後はまぶたが腫れており、コンタクトレンズの着脱時に患部を引っ張ってしまうリスクがあるためです。
また、術後は目が乾燥しやすくなることもあるため、しばらくは眼鏡で過ごすのがおすすめです。具体的な時期は医師の指示に従ってください。
眉下リフトをするとつり目になったりキツイ印象になったりしますか?
適切なデザインで行えば、眉下リフトで不自然なつり目になることはありません。
ただし、目尻側の皮膚を過剰に引き上げすぎると、一時的につり目のような印象になるリスクはあります。
経験豊富な医師は、骨格や元の目の形に合わせて、目尻だけでなくまぶた全体をバランスよく引き上げるデザインを行います。
むしろ、垂れ下がった目尻が解消されるため、キリッとした若々しい印象になるのが通常です。
Reference
KATIRCIOGLU, Yasemin Aslan, et al. Rejuvenating the aging upper periorbita. International Ophthalmology, 2023, 43.9: 3199-3206.
KARIMI, Nasser, et al. Techniques of eyebrow lifting: a narrative review. Journal of ophthalmic & vision research, 2020, 15.2: 218.
TAE AHN, Joon; SANG-HUI KIM, Peter. Combined sub-brow lift and upper blepharoplasty to minimize the supratarsal fold thickness and lateral hooding: a concept and review of cases. The American Journal of Cosmetic Surgery, 2023, 40.2: 83-88.
HOLLANDER, Maria HJ, et al. Aesthetic outcomes of upper eyelid blepharoplasty: a systematic review. International journal of oral and maxillofacial surgery, 2020, 49.6: 750-764.
JIN, Shuai, et al. Sub-brow lift combined with orbicularis oculi folding for periorbital rejuvenation. British Journal of Oral and Maxillofacial Surgery, 2022, 60.6: 779-784.
QIU, Yucheng, et al. A modified subbrow blepharoplasty for correction of severe upper eyelid skin laxity. Aesthetic Plastic Surgery, 2024, 48.14: 2634-2641.
WANG, Tengfei; LI, Yunke; PANG, Mengru. Evaluation of morphological and psychological outcomes after sub-brow blepharoplasty. Frontiers in Surgery, 2025, 12: 1658806.
KASHKOULI, Mohsen Bahmani, et al. Upper blepharoplasty and eyebrow position. Expert Review of Ophthalmology, 2017, 12.3: 251-259.
この記事を書いた人 Wrote this article
分山博文 トータルスキンクリニック院長
2007年東京医科大学卒業。「美容医療はビジネス色が強すぎる」という業界の現状に疑問を抱き、「利益よりも倫理」「不要な施術は勧めない」という信念のもと、大手美容クリニック勤務を経て2021年に福岡市中央区(天神・大名地区)にてトータルスキンクリニックを開院。「誠実な対応・高度な技術・継続しやすい価格」を理念に掲げ、アップセル(高額な施術への誘導)を行わない、患者様本位の美容医療を提供している。