笑うと出る鼻の横シワを消す!バニーラインへのボトックス効果と持続期間

笑うと出る鼻の横シワを消す!バニーラインへのボトックス効果と持続期間

笑顔をつくるたびに鼻の両脇にくしゃっと現れるシワ、いわゆる「バニーライン」に悩んでいませんか。メイクでは隠しきれず、年齢を重ねるほど目立ちやすくなるのが厄介なところです。

バニーラインはボトックス注射によって改善が期待できる部位であり、施術時間は約5分、効果の持続はおよそ3〜4か月が一般的な目安とされています。少ない単位数で自然な仕上がりを目指せるため、初めてのボトックスにも向いた治療部位といえるでしょう。

この記事では、バニーラインができる原因からボトックスの効果、持続期間、注意点までわかりやすく解説します。

バニーラインとは?笑ったとき鼻の横にできるシワの正体

バニーラインとは、笑ったり鼻にシワを寄せたりしたときに鼻の付け根から両脇にかけて斜めに現れるシワです。ウサギが鼻をヒクヒクさせる様子に似ているため、この名前が付けられました。

鼻の横シワが目立つ人と目立たない人がいる理由

バニーラインの出やすさには、顔の筋肉の厚みや付き方に個人差があることが大きく影響しています。鼻の横にある「鼻翼筋(びよくきん)」や周囲の表情筋が発達している方は、表情を動かすたびにシワが深く刻まれやすくなります。

逆に、筋肉が薄い方や皮膚にハリがある若い方は目立ちにくい傾向にあるでしょう。また、眉間のボトックス治療を受けたあとに鼻翼筋が代償的に強く動くようになり、以前はなかったバニーラインが新たに出現するケースも報告されています。

肌質や骨格もシワの出方に関係しており、皮膚が薄い方ほど筋肉の動きがダイレクトに表面に反映されやすいといえます。

ご自身がどのタイプに当てはまるかは、鏡の前で「鼻をくしゃっとさせる表情」を意識的につくってみると判断しやすいでしょう。

バニーラインは鼻翼筋の収縮で生まれる

バニーラインを生み出す主な筋肉は、鼻背を横切るように走行する「鼻筋(nasalis)」の横走部です。この筋肉が収縮すると、皮膚が引っ張られて斜め方向のシワが形成されます。

バニーラインに関わる筋肉の構造

筋肉の名称位置バニーラインとの関連
鼻筋(横走部)鼻背の中央部主因となる筋肉
鼻根筋(procerus)眉間〜鼻根連動して動くことがある
上唇鼻翼挙筋鼻翼の外側補助的にシワ形成に関与

加齢とともに笑わなくてもシワが残るようになる

若いうちは表情を戻せばシワも消えますが、加齢によりコラーゲンやエラスチンが減少すると、安静時にもシワが残る「静的シワ」へ移行していきます。この段階になるとセルフケアだけでの改善は難しく、早めの対策が求められます。

動的シワの段階でボトックスを取り入れれば、シワの定着を予防する効果も期待できるため、気になり始めた時点で医師に相談するのが賢明です。

バニーラインにボトックスが効く仕組みを丁寧に解説

ボトックスは、筋肉への神経伝達を一時的にブロックすることで過剰な収縮を抑え、バニーラインを目立たなくします。筋肉そのものを傷つけるわけではないため、効果が切れれば元の状態に戻るのが特徴です。

ボトックスが筋肉の動きを穏やかにする理由

ボトックスの主成分であるボツリヌストキシンA型は、神経と筋肉の接合部で「アセチルコリン」という神経伝達物質の放出をブロックします。アセチルコリンが出なければ筋肉に「縮め」という指令が届かないため、注入した部位の筋肉がリラックスした状態になるわけです。

結果として、笑ったときに鼻の横の皮膚が過剰に引っ張られなくなり、シワの深さや本数が軽減されます。筋肉を完全に麻痺させるのではなく、動きを穏やかに調整するイメージで捉えてください。

効果は永続的ではなく、時間の経過とともに神経末端が新たな接合部を形成するため、3〜4か月ほどで筋肉の動きが戻ります。定期的な施術で繰り返しケアしていくのがバニーライン治療の基本的な考え方です。

注入部位と単位数はどのくらいが目安になるか

バニーラインへのボトックス注入は、一般的に鼻の付け根の両側に左右各2単位、合計4単位程度から開始されることが多い傾向にあります。注入ポイントは目頭の内側から約1〜1.5cm下方で、鼻筋の横走部を狙って浅い層に注射します。

注入量が少ないため、他の部位に比べて費用も抑えやすいのがバニーライン治療の利点といえるでしょう。ただし、至適な単位数には個人差がありますので、必ず医師の診察を受けてから決めてください。

施術は5分ほどで終わり痛みも少ない

バニーラインへのボトックス注射は、左右合わせて2〜4か所に注入するだけですので、施術時間は約5分で完了します。使用する針も極細のため、痛みは軽いチクッとした感覚程度です。

施術後すぐにメイクを再開できるケースがほとんどで、日常生活への影響はごくわずかといえます。ダウンタイムがほぼない点も、バニーラインのボトックス治療が支持される理由のひとつでしょう。

項目バニーライン眉間
一般的な注入量合計4〜8単位合計20〜30単位
注入ポイント数左右各1〜2か所5か所前後
施術時間の目安約5分約10分
痛みの程度軽いやや感じる方も

バニーラインへのボトックス注射で期待できる効果

バニーラインへボトックスを注入すると、笑顔をつくったときの鼻横シワが明らかに軽減され、肌表面がなめらかに見える効果を実感しやすくなります。表情の自然さを保ちつつシワだけを和らげられるのが大きな魅力です。

笑ったときの鼻横シワがなめらかになる

施術後2週間ほどで効果が安定し、笑顔をつくっても鼻の横に深いシワが出にくくなります。鏡を見るたびに気になっていたシワが軽くなると、自信をもって笑えるようになったと喜ぶ方がとても多い印象です。

完全にシワをゼロにするのではなく、柔らかい印象のシワに変わるため、周囲に施術を気づかれにくいのもポイントといえるでしょう。

なお、安静時にすでに深く刻まれている静的シワの場合は、ボトックスだけでは完全には消えないことがあります。動的シワ(表情を動かしたときだけ現れるシワ)の段階で治療を始めるほど、より高い満足度が得られやすい傾向です。

眉間のシワ治療と一緒に受けるとバランスが整う

眉間のボトックスを受けたあとに鼻翼筋が代償的に動いてバニーラインが目立つケースがあるため、眉間とバニーラインを同時に治療すると顔全体のバランスが整いやすくなります。

治療の組み合わせ期待できるメリット
眉間+バニーライン代償性シワを防ぎ、鼻周りが均一に整う
目尻+バニーライン目元から鼻にかけて若々しい印象に
額+眉間+バニーライン上顔面全体のハーモニーが向上

自然な表情を残しながらシワだけ目立たなくできる

バニーラインに使うボトックスの量は少量であるため、表情が凍りついたような不自然さが出にくいのが特徴です。

「ボトックスを打つと表情がなくなるのでは」と心配される方もいますが、適切な量を適切な位置に打てば、笑顔の印象を損なわずにシワだけを軽減できます。

自然な仕上がりを実現するためには、顔の解剖学に精通した医師のもとで施術を受けることが大切です。

ボトックスの効果はどのくらい持続する?平均的な期間と個人差

バニーラインに注入したボトックスの効果は、一般的に3〜4か月ほど持続します。ただし、初回と2回目以降では持続感に差が出る場合があり、継続的に施術を受けることで長持ちしやすくなるといわれています。

効果が現れるまでの日数と持続期間の平均

ボトックス注射後、早い方で2〜3日目から変化を感じ始め、およそ2週間で効果が安定します。バニーラインは注入量が少ない部位のため、効果のピークから緩やかに効果が薄れていき、3〜4か月後には筋肉の動きが徐々に戻ってきます。

効果が完全に消失してからではなく、やや弱まってきた段階で次の施術を受けると、常になめらかな状態をキープしやすいでしょう。

2回目以降の施術で効果が長持ちしやすくなる

ボトックス治療を定期的に続けると、対象の筋肉が使われない状態に慣れ、収縮力が弱まるという報告があります。その結果、回数を重ねるごとに施術の間隔を少しずつ空けられるようになる方も珍しくありません。

ただし、あまりに高頻度で注入し続けると抗体ができて効きにくくなるリスクも指摘されているため、医師の判断に従い適切なペースを守ることが大切です。

持続期間に個人差が出る要因

ボトックスの持続期間は、筋肉の厚み、代謝の速さ、日頃の表情のクセなど複数の要因で変動します。代謝が活発な方や日常的に激しい運動をされる方は、やや短めになる傾向があるかもしれません。

また、使用するボトックス製剤の種類や注入技術によっても差が出るときがあるため、クリニック選びの際には施術実績を確認するとよいでしょう。

要因持続期間への影響
筋肉量が多いやや短くなる傾向
基礎代謝が高い分解が早まりやすい
継続的な施術歴長持ちしやすくなる
注入量が少なすぎる効果が早く切れる場合がある

バニーラインのボトックスで失敗を防ぐために知っておきたい注意点

バニーラインのボトックスは比較的リスクの低い施術ですが、注入量や注入位置の判断を誤ると不自然な表情や予期しない副作用を招くことがあります。事前の知識と信頼できる医師選びで、失敗のリスクを大きく下げられます。

施術前に必ず確認しておきたいポイント

まず、施術を受けるクリニックがボトックス治療の豊富な実績をもっているかを確認してください。バニーラインは注入ポイントが目に近い部位であり、解剖学的な知識なしに注射すると稀に複視(物が二重に見える症状)を引き起こす恐れがあります。

カウンセリングでは、過去にボトックスを受けた経験やアレルギーの有無を正直に伝えましょう。神経筋疾患のある方や妊娠・授乳中の方はボトックスの適応外となります。

注入量が多すぎると表情が不自然になる

  • 鼻横が平坦になりすぎて笑顔にぎこちなさが出る
  • 隣接する上唇挙筋に薬剤が広がり上唇が上がりにくくなる
  • 左右差が生じて非対称な印象を与える

こうしたトラブルの多くは注入量の過多か注入位置のずれが原因です。バニーラインには少量から開始して、2週間後の経過を確認したうえで必要に応じて追加するアプローチが安全といえます。

施術後にやってはいけない行動とは

施術直後は注入部位を強くこすったりマッサージしたりしないでください。薬剤が周辺の筋肉へ拡散し、意図しない部位に効いてしまうおそれがあります。

施術当日は激しい運動やサウナ、長時間の入浴を控えるようにしましょう。血行が過度に促進されると、内出血のリスクが高まります。翌日からは通常どおりの生活を送って問題ありません。

飲酒も施術当日は避けたほうが無難です。アルコールには血管拡張作用があるため、注入部位の腫れや赤みが長引く原因になりかねません。

また、施術後1〜2週間は効果が安定するまでの大切な時期ですので、顔への強い圧迫や激しいフェイシャルマッサージは控えてください。

ボトックス以外でバニーラインを改善できる方法はあるか

ボトックスがバニーライン治療の第一選択ですが、肌質改善や他の施術を組み合わせると、より総合的な働きかけが可能になります。一方、セルフケアだけで深いバニーラインを消すのは現実的に難しいといえます。

ヒアルロン酸注入や肌質改善治療との組み合わせ

ボトックスが動的シワに効果的であるのに対し、安静時にも残る静的シワにはヒアルロン酸注入でシワの溝を持ち上げるアプローチが有効です。

また、レーザーやマイクロニードリングといった肌質改善治療でコラーゲン産生を促すことで、肌のハリを取り戻す助けになります。

ボトックスと肌質改善治療を併用すれば、シワの原因を筋肉側・皮膚側の両方からケアでき、より満足度の高い結果につながりやすいでしょう。

特に40代以降の方は、皮膚のたるみやハリの低下が鼻周りのシワを深く見せる一因となっているため、ボトックスだけに頼らず複合的な治療計画を医師と相談して立てることをおすすめします。

セルフケアだけでバニーラインは消せない

表情筋トレーニングやマッサージでバニーラインを消そうとする情報を見かけるときがありますが、筋肉の過剰な収縮が原因で生じるシワを鍛えて解消するのは医学的に矛盾します。むしろ筋肉をさらに動かすことでシワが深くなるリスクすらあるため注意が必要です。

保湿や紫外線対策といった基本的なスキンケアは肌の老化を遅らせるうえで有効ですが、すでに目立っているバニーラインを消す力までは期待できません。

予防として取り入れたいスキンケア習慣

バニーラインの悪化を防ぐには、日焼け止めを毎日欠かさず塗るのが基本です。紫外線はコラーゲンを分解し、皮膚の弾力低下を加速させます。

レチノール配合の化粧品を取り入れると、ターンオーバーの促進やコラーゲン合成のサポートが期待できます。あくまで予防策であり治療ではありませんが、ボトックス治療と併用すると効果を長持ちさせる手助けとなります。

  • SPF30以上の日焼け止めを毎朝塗る
  • レチノールやビタミンC誘導体配合のスキンケアを取り入れる
  • 十分な保湿で肌のバリア機能を維持する
  • 過度な表情グセ(鼻をしかめるクセなど)を意識的に減らす

バニーラインのボトックスを受ける前に確認したいクリニック選びのコツ

バニーラインは注入ポイントが目に近い繊細な部位であるため、クリニック選びが仕上がりの満足度を大きく左右します。

解剖学に精通した医師が在籍しているか

費用だけで選ぶのではなく、医師の経験や施術環境にも目を向けましょう。

チェック項目確認方法
ボトックス施術の経験年数クリニックHPやカウンセリングで質問
バニーライン治療の実績症例写真の有無を確認
使用する製剤の種類厚生労働省承認品かどうかを確認

カウンセリングで希望と不安をしっかり伝える

「シワは気になるけれど表情が変わるのは怖い」という率直な気持ちを、遠慮せず医師に伝えてください。患者さんの希望をヒアリングしたうえで注入量や注入位置を微調整してくれる医師であれば、安心して施術を任せられます。

初回はやや控えめな量から始め、2週間後にタッチアップ(追加注入)の機会を設けてくれるクリニックは、丁寧な対応をしている証拠ともいえるでしょう。

アフターフォロー体制が整っているクリニックを選ぶ

万が一、施術後に左右差や違和感を感じた場合にすぐ相談できる体制があるかどうかも、クリニック選びの重要な判断基準です。再診料が無料であったり、電話やオンラインで気軽に質問できる仕組みがあると安心できます。

ボトックスは効果が一時的な治療であるため、長期的に通いやすい立地やスケジュールの柔軟さも考慮に入れて選ぶことをおすすめします。

施術費用はクリニックによって幅がありますが、極端に安い料金設定のクリニックでは製剤の品質や医師の技術に不安が残る場合もあります。価格と安全性のバランスを見極め、納得のいくクリニックで治療を受けてください。

よくある質問

バニーラインへのボトックス注射に痛みはありますか?

バニーラインへのボトックス注射では、非常に細い針を使用するため、痛みは軽い「チクッ」とした程度にとどまります。注入箇所も左右各1〜2か所と少ないため、施術全体でかかる時間は約5分です。

痛みに敏感な方には、事前に冷却や麻酔クリームを使用して対応するクリニックもありますので、カウンセリング時に相談してみるとよいでしょう。

バニーラインのボトックスは何単位くらい必要ですか?

バニーラインに使用するボトックスの量は、一般的に左右合計で4〜8単位が目安です。眉間や額に比べて少量で済むため、費用面でも負担が軽い傾向にあります。

ただし、筋肉の発達具合やシワの深さによって適量は異なります。初回は控えめな量から始め、2週間後の経過を見て追加するのが安全な進め方です。

バニーラインのボトックス効果が薄れてきたらすぐ再注入できますか?

ボトックスの効果が弱まってきたと感じた場合、前回の施術から3か月以上経過していれば再注入を検討してよい時期です。あまり短い間隔で繰り返し注入すると、体内に抗体ができて効果が出にくくなるリスクが指摘されています。

担当医と相談しながら、ご自身に合ったペースで治療を継続するのが理想的です。

バニーラインのボトックスで副作用が出ることはありますか?

バニーラインへのボトックスは比較的副作用が少ない施術ですが、まれに注入部位の軽い内出血や腫れが生じるときがあります。通常は数日以内に自然に治まります。

注入位置がずれたり薬剤が拡散したりすると、上唇が持ち上がりにくくなるケースや、非常にまれですが複視(物が二重に見える状態)が報告されています。こうしたリスクを避けるためにも、経験豊富な医師のもとで施術を受けることが大切です。

バニーラインのボトックスは何歳から受けられますか?

ボトックス治療に明確な年齢制限はありませんが、バニーラインが気になり始める20代後半〜30代以降に受ける方が多い傾向にあります。動的シワの段階で早めに治療を始めると、将来的にシワが深く定着するのを防ぐ効果が期待できます。

未成年の方や妊娠・授乳中の方は治療の対象外となりますので、該当する場合は施術を控えてください。年齢よりもシワの状態に合わせて治療時期を判断するのが適切です。

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この記事を書いた人 Wrote this article

分山博文

分山博文 トータルスキンクリニック院長

2007年東京医科大学卒業。「美容医療はビジネス色が強すぎる」という業界の現状に疑問を抱き、「利益よりも倫理」「不要な施術は勧めない」という信念のもと、大手美容クリニック勤務を経て2021年に福岡市中央区(天神・大名地区)にてトータルスキンクリニックを開院。「誠実な対応・高度な技術・継続しやすい価格」を理念に掲げ、アップセル(高額な施術への誘導)を行わない、患者様本位の美容医療を提供している。