加齢で下がった眉毛を上げるには?眉下切開とボトックス注射の使い分けを比較

鏡を見るたびに「なんだか目元が重たい」「昔よりも目が小さくなった気がする」と感じることはありませんか。それは単なる疲れではなく、加齢によって眉毛の位置が下がってきているサインかもしれません。
下がった眉毛を上げるには、主に皮膚を切除する眉下切開と、筋肉に働きかけるボトックス注射という二つの代表的な選択肢があります。
どちらが自分に合っているのか分からず、悩んでいる方も多いのではないでしょうか。
この記事では、それぞれの施術の違いや特徴、そしてあなた自身の目元の状態にはどちらが必要なのかを分かりやすく比較解説します。自分に合った方法を選び、パッと明るく若々しい目元を取り戻すための一歩を踏み出しましょう。
加齢でまぶたが重くなるのはなぜ?眉毛が下がる原因を正しく知って対策しよう
眉毛が下がってしまう主な原因は、おでこの筋肉の衰えとまぶたの皮膚のたるみが複合的に絡み合っていることにあります。原因を特定すれば、適切な治療法を選べます。
おでこの筋肉が衰えると眉毛を支えられなくなるって本当?
私たちの顔の皮膚や筋肉はすべてつながっており、特に眉毛の位置はおでこの筋肉である前頭筋によって大きく左右されます。
若い頃はハリのある前頭筋が眉毛をしっかりと引き上げていますが、年齢を重ねるとともにこの筋肉も徐々に衰えていきます。
おでこの筋肉が弱まると、重力に逆らって眉毛を支え続けるのが難しくなり、結果として眉毛全体が下方向へと落ちてきてしまうのです。まずは筋肉の状態を確認すると良いです。
おでこの筋肉が衰えると、無意識のうちに眉毛を上げようとして過剰な力が入りやすくなります。
しかし、筋力が低下しているため十分には上がらず、ただおでこにシワが寄るだけで眉毛の位置は低いままという悪循環に陥るケースも少なくありません。
これが「眉毛下垂」と呼ばれる状態の始まりであり、老けた印象を与える大きな要因となります。まずは自分の眉毛が下がっている原因が筋肉にあるのかどうかを確認しましょう。
スマホやパソコンの長時間使用が眉毛下垂を加速させている
現代人の生活において切り離せないスマートフォンやパソコンの長時間使用も、実は眉毛が下がる大きな要因の一つとなっています。
画面を集中して見続けるとき、私たちは無意識のうちに眉間にシワを寄せたり、まばたきの回数が減ったりして表情筋が凝り固まってしまいます。
特に目の周りの眼輪筋やおでこの筋肉が長時間緊張状態にあると、血行が悪くなり筋肉の柔軟性が失われていきます。筋肉が硬くなると本来の「引き上げる力」が発揮できなくなり、重力の影響をより強く受けるようになります。
加齢による変化と生活習慣による影響の違い
| 要因 | 特徴 | 眉毛への影響 |
|---|---|---|
| 筋肉の衰え | 加齢により前頭筋の力が弱まる | 支えを失い全体的に位置が下がる |
| 皮膚のたるみ | コラーゲン減少でハリが失われる | 余った皮膚が目元に覆いかぶさる |
| 眼精疲労 | スマホ等の使用で筋肉が凝る | 筋肉が硬直し引き上げられなくなる |
まぶたの皮膚のたるみが眉毛を押し下げている可能性も疑おう
眉毛そのものの位置が下がっているだけでなく、まぶたの皮膚がたるんで厚ぼったくなることで、視覚的に眉毛が下がって見えるケースも非常に多く見られます。
皮膚の弾力を保つコラーゲンやエラスチンは年齢とともに減少し、まぶたの皮膚は徐々に伸びて余ってきます。この余剰皮膚がまつ毛の生え際を超えて被さるようになると、目は小さく見え、それを補うために眉毛を無理に上げようとします。
しかし、長期間その状態が続くと、やがて代償機能も限界を迎え、眉毛の位置も下がって固定されてしまいます。
この場合、単に眉毛を引き上げるだけでは解決にならず、余ってしまった皮膚そのものをどうにかしなければ根本的な改善にはつながりません。
自分の目元の重さが「位置の問題」なのか「皮膚の余りの問題」なのかを見極めることが重要です。
切らずに手軽にリフトアップしたい!眉上げボトックス注射の効果と限界
メスを使わずに注射だけで眉毛の位置を調整できるボトックスは、ダウンタイムが少なく即効性を求める方に支持されています。
ただし、皮膚のたるみが強い場合には限界もあるため注意が必要です。
表情筋のバランスを調整して眉毛をクイッと上げる仕組み
ボトックス注射による眉上げ効果は、筋肉の働きを弱めるという薬剤の性質を巧みに利用したものです。眉毛を下げる方向に働く筋肉(眉間や目尻の筋肉など)にボトックスを注入し、その働きを抑制します。
すると、相対的に眉毛を引き上げる方向の筋肉(前頭筋など)の働きが優位になり、結果として眉毛が自然と上方向にリフトアップされるのです。
この方法は、物理的に皮膚を切り取るわけではないため、劇的な変化というよりは自然な変化をもたらします。
眉尻が下がって困っている顔に見える場合や、眉間のシワが原因で不機嫌に見える場合には、表情の癖を改善しながら眉毛の位置を整えられるため、非常に有効な手段となります。
筋肉のバランスを微調整するようなイメージを持つと良いでしょう。
施術時間はわずか数分!忙しい人でも受けやすい手軽さが魅力
ボトックス注射の最大のメリットは、その手軽さにあります。施術自体は注射を数カ所に打つだけなので、カウンセリングを含めても短時間で終了します。
皮膚を切開する手術とは異なり、大掛かりな麻酔や術後の長い安静期間も必要ありません。仕事の合間や買い物のついでに施術を受けることも十分に可能です。
注射直後は針穴程度の赤みが出る場合はありますが、メイクでカバーできる範囲内であるケースがほとんどです。忙しくて長期の休みが取れない方にとっては、この手軽さは大きな魅力となります。
家族や友人に内緒でこっそりと目元の印象を変えたい方や、外科手術に対する恐怖心が強い方にとっても、最初の第一歩として選びやすい治療法と言えます。
効果は一時的?繰り返し打つと定着するの?
ボトックス注射の効果は永続的なものではありません。個人差はありますが、一般的には施術後数日から1週間程度で効果が現れ始め、3ヶ月から半年程度持続した後に徐々に元の状態に戻っていきます。
そのため、高い位置をキープし続けるには定期的な再注入が必要になります。
「ずっと打ち続けなければならないのか」と負担に感じる方もいるかもしれませんが、定期的に打つと筋肉の使い方の癖が矯正され、シワが深くなるのを予防する効果も期待できます。
また、加齢の進行に合わせて注入量や場所を微調整できるという点は、逆に言えばメリットとも捉えられます。手術のように一度行ったら後戻りできないものとは違い、その時々の自分の状態に合わせて柔軟に対応できるのがボトックスの特徴です。
ボトックス注射を選ぶ際に知っておくべきメリット
| メリット | 詳細 |
|---|---|
| 施術の手軽さ | メスを使わず注射だけで完了し、時間も短い |
| ダウンタイム | ほぼゼロで、当日からメイクが可能 |
| 費用面 | 外科手術に比べて安価に抑えられる |
| 可逆性 | 気に入らなければ時間経過で元に戻る |
余分な皮膚を取り除いてスッキリ!眉下切開で本来の目の大きさを取り戻す
眉下切開は、眉毛の下のラインに沿って余分な皮膚を切除して、物理的にまぶたのたるみを解消する手術です。隠れていた二重ラインや本来の目の大きさを復活させる外科的な方法となります。
眉毛の下ギリギリを切るから傷跡が目立ちにくい工夫がある
「顔にメスを入れると傷跡が残るのではないか」という不安は誰もが抱くものです。しかし、眉下切開(眉下リフト)はその名の通り、眉毛の生え際の直下ギリギリのラインを切開します。
この部分は眉毛の毛流れや影に隠れやすい場所であるため、他の部位の手術に比べて傷跡が目立ちにくいという大きな特徴があります。執刀医は毛包(毛の根元)を温存しながら斜めに切開するなどの高度な技術を用いて縫合を行います。
これにより、傷跡から再び眉毛が生えてくるようになり、時間の経過とともに傷跡は白い細い線となって眉毛の中に同化していきます。
最終的にはノーメイクでも近くで見ないと分からないくらいに綺麗に治るケースが大半です。
腫れぼったいまぶたも解消して厚みのある皮膚とおさらば
加齢によって下がってくるのは眉毛だけではなく、まぶたの皮膚そのものが厚く硬くなってくるケースがあります。特に日本人はまぶたの脂肪や皮膚が厚い傾向にあり、これがたるんでくると非常に重たい印象を与えます。
眉下切開では、この厚ぼったい皮膚を物理的に切り取って縫い縮めるため、目元の厚みをダイレクトに解消できます。
皮膚が引き上げられるため、たるみで隠れてしまっていた二重のラインが再び現れたり、まつ毛の生え際が見えるようになったりします。
眉下切開の手術の流れと概要
- デザイン:切除する皮膚の幅や形を精密に決定する(15分〜30分)
- 麻酔・手術:局所麻酔を行い余剰皮膚を切除・縫合(60分〜90分)
- 抜糸:術後の経過を確認し糸を抜く(術後1週間前後)
半永久的な効果を望むなら外科的な方法が有効な選択肢
ボトックス注射とは異なり、眉下切開で切り取った皮膚は再生しないため、その効果は半永久的と言えます。
もちろん、手術を受けた後も加齢は進行していくため、10年、20年という単位で見れば新たな皮膚のたるみは生じてきます。しかし、手術をした時点でのリフトアップ効果が数ヶ月で消えてしまうということはありません。
一度の手術で長期間にわたってスッキリとした目元を維持できるため、定期的な通院やメンテナンスの手間を省きたい方にとっては、非常に魅力的な選択肢です。
根本的な原因である「余った皮膚」を取り除き、将来的なたるみの進行を遅らせる効果も期待できます。長期的な視点で目元の若返りを考えるならば、勇気を出して外科的アプローチを検討する価値は大いにあります。
会社や家族にバレたくない!ダウンタイムの期間と過ごし方を徹底比較
施術を受けるタイミングを決める上で最も重要なのがダウンタイムです。ボトックスと眉下切開では、日常生活に戻れるまでの期間や隠し方に大きな違いがあるため、事前にしっかりと計画を立てる必要があります。
ボトックスなら直後からメイク可能で日常生活への影響は最小限
ボトックス注射の最大の強みは、ダウンタイムがほぼゼロに近い点です。注射直後に針を刺した部分が蚊に刺されたように少し膨らんだり、わずかな内出血が出たりする場合はありますが、これらは数時間から数日で消失します。
施術当日から洗顔やメイクが可能であるため、ファンデーションやコンシーラーを使えば、直後から誰にも気づかれずに日常生活を送れます。
仕事や家事を休む必要もなく、夕方に施術を受けてそのまま帰宅し、家族と夕食をとってもバレないことがほとんどです。
「整形した」という事実を周囲に知られたくない方や、常に人と会う仕事をしている方にとっては、この手軽さは何にも代えがたいメリットとなります。スケジュール調整の必要がほとんどないため、思い立った時にすぐに行動に移せるのも大きな利点です。
眉下切開は抜糸までの1週間が勝負?内出血や腫れの隠し方
一方、眉下切開は外科手術であるため、一定のダウンタイムは避けられません。特に術後から抜糸を行うまでの約1週間は、眉毛の下に黒い糸がついた状態になります。
また、個人差はありますが、まぶた全体に腫れが出たり、内出血が出たりする場合もあります。
この期間を乗り切るための工夫として、多くの人が利用しているのが「太縁のメガネ」や「前髪」です。眉毛の下のラインはメガネのフレームと重なりやすいため、縁の太いメガネをかけるだけで傷跡や腫れを効果的にカモフラージュできます。
また、前髪を長めに下ろして眉毛を隠してしまえば、周囲に気づかれるリスクは大幅に減ります。抜糸をした翌日からは眉メイクも可能になるため、そこまでいけばコンシーラーなどで赤みを隠して通常通りの生活に戻れます。
仕事復帰のタイミングは?デスクワークと接客業での違い
眉下切開を受けた後の仕事復帰のタイミングは、職種によって異なります。デスクワークやリモートワークが中心で、人とあまり顔を合わせない仕事であれば手術翌日から仕事をすることも物理的には可能です。
腫れで目が開けにくいといった症状がなければ、メガネをかけてパソコンに向かうのは問題ありません。しかし、接客業や営業職など、人と至近距離で接する仕事の場合は、抜糸までの約1週間は休暇を取るか、シフトを調整すると良いでしょう。
どうしても休めない場合は、縁の太い伊達メガネをかけるのを職場で許可してもらうなどの対策が必要です。
腫れのピークは術後2〜3日目に来るケースが多いため、金曜日に手術を受けて週末を安静に過ごし、月曜日はメガネで出社するというスケジュールを組む人が多く見られます。
ダウンタイム期間と症状の比較まとめ
| 項目 | ボトックス注射 | 眉下切開 |
|---|---|---|
| 腫れ・赤み | 数時間〜数日で消失 | 1〜2週間(ピークは2〜3日) |
| 内出血 | 稀に出るがメイクで隠せる | 目周りに出る可能性あり(1〜2週間) |
| メイク | 当日から可能 | 抜糸翌日(約1週間後)から可能 |
| 仕事復帰 | 直後から通常通り | 職種によるが翌日〜1週間後 |
自然な仕上がりを重視するならどっち?表情の変化と見た目の違和感について
どんなに眉毛が上がっても、表情が不自然になってしまっては意味がありません。ボトックスと眉下切開、それぞれに起こりうる見た目のリスクを知り、対策を行っておきましょう。
ボトックスは打ちすぎると表情が固まる?医師の技術がカギ
ボトックス注射で最も懸念されるのは「表情が固まって不自然になる」ことです。
これは「スポック・ブロー」と呼ばれる現象で、眉尻だけが極端に吊り上がってしまったり、逆におでこが動かなくなって目が重くなったりするケースです。原因の多くは、注入する量や場所の不適切さにあります。
しかし、これは熟練した医師が適切な位置に適量を注入すれば防げる問題です。経験豊富な医師は、患者さん一人ひとりの筋肉の動きや強さを見極め、繊細なテクニックを駆使します。
シワを完全に消そうとして過剰に打つのではなく、「自然な動きを残す」ことを優先して医師と相談しましょう。適切な施術であれば、周囲に気づかれないほど自然に、けれど確実に若々しい印象を作れます。
眉下切開で吊り目になったり顔の印象がキツくなったりしないか
眉下切開を検討する際に「目が吊り上がってキツい顔になるのではないか」と心配する声もよく聞かれます。
確かに、眉尻側の皮膚を多く切除しすぎると、目尻が引っ張られて吊り目のような印象になるリスクはゼロではありません。
起こりうる見た目のリスクと対策
| 施術 | リスク内容 | 対策 |
|---|---|---|
| ボトックス | 眉尻がつり上がる、表情が喪失する | 少量から開始する、注入位置の微調整 |
| 眉下切開 | 傷跡が目立つ、目が引きつる | 形成外科的縫合を行う、皮膚切除量の適正化 |
周囲に「何かやった?」と気づかれずに若返るためのポイント
美容医療を受ける上で、多くの人が望むのは「劇的な変化」よりも「自然な若返り」です。周囲にバレずに綺麗になるためには、欲張りすぎないことが重要です。
ボトックスであれば最初から効果を最大にしようとせず、少し物足りないくらいの量からスタートするのが賢明です。
眉下切開の場合も、皮膚を取りすぎてしまうと目が閉じにくくなったり、眉毛と目の距離が極端に狭くなったりして違和感が生じます。
医師に対して「自然な仕上がりにしてほしい」と明確に伝え、無理のない切除範囲にとどめることが成功の秘訣です。
また、術後のダウンタイム期間をしっかりと確保し、腫れが引いてから人前に出るようにするのも、不要な憶測を生まないための大切なポイントです。事前の準備が自然な仕上がりへの近道となります。
結局わたしにはどっちが合っているの?失敗しない選び方の基準
ここまで見てきた特徴を踏まえ、最終的にあなたがどちらを選ぶべきかの判断基準を整理します。自分の希望や現在の状態と照らし合わせてみてください。
まずは手軽に試してみたい!変化をシミュレーションしたい派
美容医療が初めての方や、手術には抵抗があるという方は、まずはボトックス注射から始めてみるのが正解です。
ボトックスは効果が永続しないという点がデメリットに見えますが、裏を返せば「気に入らなければ元に戻る」という最大の安心材料でもあります。
ボトックスで眉毛が上がった状態を体験し、自分の顔がどう変わるかを確認してから、将来的により永続的な効果を求めて眉下切開を検討するというステップを踏むのも賢い方法です。まずは小さな一歩から始めてみましょう。
また、眉毛の下垂がまだ軽度で、皮膚のたるみよりも表情筋の使い方が原因である場合もボトックスが適しています。コストも手術に比べて安価なため、美容院に行くような感覚で定期的なメンテナンスとして取り入れられます。
根本的にたるみを解消して長期的なメンテナンスを楽にしたい派
すでにまぶたの皮膚が厚く被さってきており、視野が狭くなっている方や、毎朝アイプチやテープで二重を作らなければならないほどたるみが進行している方は、眉下切開が適しています。
皮膚のたるみは物理的な余剰物であるため、注射やレーザー治療だけで解消するのは困難です。根本的な原因を取り除くと目元の重さから解放され、毎日のメイクも格段に楽になります。
また、何度もクリニックに通うのが面倒な方や、長期的なコストを抑えたい方にとっても、一度の手術で済む眉下切開はメリットが大きいです。
ダウンタイムという一時的なハードルさえ乗り越えれば、その後の快適な生活が待っています。長期的な視点で快適さを手に入れたい方にはぴったりな選択です。
まぶたの厚みや眉毛の位置で適した施術は大きく変わってくる
自分に合う施術を見極めるには、鏡を持って自分の顔をよく観察してみてください。眉毛を指で引き上げたとき、まぶたの厚みがスッキリして目が開きやすくなるなら、どちらの施術でも効果を感じやすいでしょう。
しかし、皮膚そのものが分厚く、指で上げてもまだ重たさが残る場合は、皮膚切除が必要です。
また、眉毛と目の距離(眉目距離)も重要な指標です。元々眉毛と目の距離が狭い人がボトックスで眉を下げたり、皮膚を取りすぎたりすると、さらに距離が縮まって不機嫌な印象になる場合があります。
自分に合う施術を見極めるチェック
| あなたの状態・希望 | おすすめの施術 |
|---|---|
| 皮膚のたるみが強く二重が隠れている | 眉下切開 |
| 眉間のシワや表情の癖が気になる | ボトックス |
| ダウンタイムを全く取れない | ボトックス |
| 一度で長期間の効果を得たい | 眉下切開 |
| まぶたが厚く腫れぼったい | 眉下切開 |
後悔しないために知っておきたいリスクと回避するためのクリニック選び
どんな施術にもリスクはつきものです。しかし、正しい知識とクリニック選びによって、そのリスクを最小限に抑え、満足度の高い結果を得ることは十分に可能です。
値段だけで決めるのは危険!安さの裏にあるリスクを見極める
美容クリニックの広告には魅力的な低価格が並んでいますが、値段だけで飛びつくのは危険です。
極端に安い価格設定には、研修医の練習台であったり、カウンセリング時間が極端に短かったり、アフターケアが含まれていなかったりと、何らかの理由があるところが少なくありません。
クリニック選びで確認すべき重要ポイント
- 医師の実績:症例写真の数だけでなく質や変化の自然さを確認する
- 説明の丁寧さ:メリットだけでなくリスクも正直に説明してくれるか
- アフターケア:術後のトラブルに対する保証制度の有無を確認する
特に眉下切開のような外科手術は、執刀医の技術力とセンスが仕上がりを大きく左右します。一度切ってしまった皮膚は元に戻せないため、数万円の差を惜しんで一生残る傷跡や不自然な目元になってしまっては本末転倒です。
適正価格を提示し、その費用の内訳(麻酔代、薬代、再診料など)を明確に説明してくれるクリニックを選ぶことが、結果的に自分を守ることにつながります。技術への対価として納得できる金額かどうかを冷静に判断しましょう。
カウンセリングで医師との相性を確認することが成功への近道
技術と同じくらい大切なのが、担当医との相性です。カウンセリングの際に、あなたの悩みに真剣に耳を傾け、希望する仕上がりイメージを共有しようとしてくれる医師かどうかが重要です。
一方的に施術を勧めたり、質問に対して曖昧な回答しかしなかったりする医師は避けたほうが無難です。
良い医師は、「あなたの場合はボトックスでは効果が薄い」「眉下切開をするとこういうリスクがある」といったネガティブな情報も正直に伝えてくれます。
信頼関係が築けないまま施術を受けると、術後に不安が生じたときに相談しづらく、結果として満足度が下がってしまいます。
万が一仕上がりに満足できなかった場合の修正可能性を確認しよう
どんなに名医であっても、人間の体である以上、100%の成功はありません。万が一、左右差が出たり、傷跡が気になったりした場合に、どのような修正対応が可能なのかを事前に確認しておくことは必要です。
ボトックスであれば修正注射でバランスを整えられますが、切開手術の場合は再手術が必要になるケースもあります。多くのクリニックでは保証制度を設けていますが、その適用範囲や期間は様々です。
「無料で再手術が可能」なのか、「薬代のみ負担」なのか、細かな条件まで契約前に確認しておきましょう。トラブルが起きたときの対応策が明確であれば、安心して施術に臨めるはずです。
よくある質問
眉下切開の手術後に眉下切開ボトックス注射を打っても問題ないですか?
問題ありません。むしろ、眉下切開の手術後に眉下切開ボトックス注射を併用すると、より若々しい目元を維持できる場合があります。
眉下切開で皮膚のたるみを取り除いた後、眉毛を上げる癖が残っているとおでこのシワが消えない場合があるため、ボトックスで筋肉の動きを調整するのは非常に有効な手段となります。
ただし、手術直後は腫れや内出血があるため、患部が落ち着く術後1ヶ月以降を目安に医師に相談するのがおすすめです。
眉下切開ボトックス注射の効果が切れた後に皮膚が伸びて余計にたるみますか?
眉下切開ボトックス注射の効果が切れたからといって、急激に皮膚が伸びてたるみが悪化するということは医学的には考えにくいです。ボトックスは筋肉の動きを一時的に止めるものであり、皮膚を直接伸ばす作用はありません。
効果が切れると元の筋肉の動きに戻るため、「再びたるんできた」と感じるときはありますが、それはボトックスによる改善効果がなくなっただけであり、施術前よりも悪化したわけではありません。
むしろ定期的に打つとシワの定着を防ぐ効果が期待できますので、安心して継続的な治療を検討してください。
眉下切開の傷跡はメイクでいつから隠せるようになりますか?
眉下切開の傷跡は、基本的に抜糸を行った翌日からメイクでカバーすることが可能です。通常、手術から約1週間後に抜糸を行いますので、その翌日からはファンデーションやコンシーラーなどを使用して隠せます。
抜糸前は傷口がふさがっていないため、メイクをすることはできません。術後1ヶ月程度は赤みが残る場合がありますが、眉メイクを工夫すると周囲にはほとんど気づかれないレベルになります。
傷跡の治りには個人差がありますが、焦らずに時間をかけてケアすれば、最終的には目立たなくなります。
片目だけ眉毛が下がっている場合でも眉下切開で左右差を調整できますか?
可能です。人間の顔は完全に左右対称ではなく、眉毛の高さやまぶたのたるみ具合にも左右差があるのが一般的です。眉下切開では、左右それぞれの皮膚の切除量やデザインを変えると、この左右差を調整できます。
片目だけ手術を行うことも技術的には可能ですが、バランスを整えるために両目を手術し、切除幅で調整するケースの方が多いです。経験豊富な医師であれば、左右のバランスを見ながら適切なデザインを提案してくれます。
まずはカウンセリングで実際に診察を受け、どの程度の調整が可能か相談してみると良いでしょう。
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この記事を書いた人 Wrote this article
分山博文 トータルスキンクリニック院長
2007年東京医科大学卒業。「美容医療はビジネス色が強すぎる」という業界の現状に疑問を抱き、「利益よりも倫理」「不要な施術は勧めない」という信念のもと、大手美容クリニック勤務を経て2021年に福岡市中央区(天神・大名地区)にてトータルスキンクリニックを開院。「誠実な対応・高度な技術・継続しやすい価格」を理念に掲げ、アップセル(高額な施術への誘導)を行わない、患者様本位の美容医療を提供している。